Netflixは木曜日に第2四半期の決算発表を行う予定で、ウォールストリートのほとんどの専門家は同社がストリーミング戦争を基本的に勝利したと考えています。
今年に入ってから、Netflixの株価は約33％上昇しています。これは多くの老舗メディアや新興メディアの競合他社のパフォーマンスよりも優れています。一部のアナリストは、Netflixの将来の成長率が減速すると予想していますが、同社には経済的な収益を得るための大きな余地があると述べています。
ライブに賭けるの？
しかし、Netflixのリード優位性が拡大するにつれ、一部のアナリストは、同社の次の重要な競争分野はライブイベントであると述べています。現在、この分野は大手テック企業や伝統的なテレビ放送局によって支配されています。
eMarketerのアナリスト、ポール・バーナ氏は電子メールで、「Netflixは市場リーダーであり、エンターテイメント・ストリーミング分野で最も大きな革新者ですが、ライブイベントやスポーツ分野では、競合他社であるAmazon、YouTube、ウォルト・ディズニー、NBCUniversalなどに追いついています。」と述べています。
同社はさらにライブ分野での進出を深め、アメリカンフットボールのNFLの試合や、ジェイク・ポールとマイク・タイソンのボクシングの試合などを放映する予定です。また、モルガン・スタンレーのアナリストは、「ベイビー・レインディア」や「ブリジャートン」の第3シーズンなど、第2四半期に注目すべき番組が多くあります。
会員数の公表を中止する
Netflixは来年から会員数の公表を中止する計画であり、それは数年前に投資家が注目していた指標の一つです。ユーザー数を公表しなくなることで、一部の投資家が不安を感じています。Wedbushのアナリストは、先週金曜日に発表されたリサーチレポートで、この動きが成長が遅く、利益が高いビジネスに移行するための一部であると述べています。ただし、この進展はまだ「最初の段階にすぎない」と述べています。
Netflixが会員数を公表しなくなることで、実際の財務状況や広告収入・コンテンツ支出などの指標がより重要になります。