ベイシス<4068>は11日、自社開発画像認識AIの特許を取得したと発表。
特許番号は特許第7507600号、発明の名称は計量メータ・設置機器情報管理システム、計量メータ・設置機器情報管理方法及び計量メータ・設置機器情報管理プログラム、出願番号は特願2020-086227、登録日は2024年6月20日、特許権者ベイシス。
IoTデバイスを短期間で大量に設置するには、人手の確保、生産性向上、工事品質の確保が重要という。
同社は、クラウド施工管理システムBLASを自社開発し、現場作業の効率化と生産性向上を実現。設置件数が伸びたことで、作業結果の確認工数も増加し、現地写真と報告データを比較確認する品質チェック業務の自動化と工数削減のために、AIを自社開発した。
同AIとRPAを掛け合わせることで、特定の正誤確認作業の工数を95%削減し、品質確保と確認作業の効率化にもつながった。開発当初は、電力メーター画像の数字の「5」と「6」の判別やアナログメーターの桁の繰り上げ・繰り下げ等の判定に苦戦したが、追加学習を重ねることで読取精度90%以上を担保し、実用化ならびに特許取得に至った。
BLASは、スマートフォンやPCを用いて、現場からでも作業進捗や写真データなどの登録・更新・管理などが可能なシステム。