花旗のアナリストは、ユーロ/円が180近辺に迫る場合、日本当局がユーロを売却する可能性があると述べている。
7月11日、ユーロ/円は一時175.43まで上昇し、1999年にユーロが登場して以来の最高水準を記録したが、その後下落し、火曜日の東京市場では171前後で推移している。
7月11日、日本政府は外国為替レートを支援するために約3.5兆円（220億ドル）を投入したと推定されている ——おそらく、今年3回目の介入。翌日、日本銀行が外国為替市場でEUR/JPYの為替レート検査を実施し、続いてUSD/JPYに対して2日連続で介入したと伝えられている。為替レート検査は、東京が外国為替市場に介入する準備をする前兆とされる。
花旗のアナリストは、2022年9月に日本が数十年ぶりに介入して国内通貨をサポートし、米ドルの衝撃に対応した以来、ユーロ/円が約30円上昇し、同時期に米ドル/円が約10円上昇したと、月曜日の研究レポートで指摘している。
日本銀行は7月末に利率判断を公表する予定であり、その時に債券買い入れの調整や利上げの可能性が市場の神経を揺さぶっている。