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「Nikon AM Technology Center」を米国ロングビーチに開設

ニコン ·  07/28 11:00

「Nikon AM Technology Center」を米国ロングビーチに開設

デジタルマニュファクチャリング事業の成長を加速へ

2024年7月29日PRESS RELEASE/報道資料

株式会社ニコンと、その米国子会社Nikon Advanced Manufacturing Inc.は、最先端の金属アディティブマニュファクチャリング(付加加工、以下「AM」)に関する幅広いソリューションやサービスを提供する「Nikon AM Technology Center」を米国カリフォルニア州ロングビーチに開設しました。
この施設は、防衛・航空宇宙分野をターゲットとし、デジタルマニュファクチャリング事業を成長の柱として位置づけているニコングループが、ものづくりに革命を起こしていくうえで重要な役割を果たしていきます。

背景

ニコンは、2022年度よりスタートした中期経営計画において、デジタルマニュファクチャリング事業を戦略事業と位置づけています。「Nikon AM Technology Center」には、ニコングループの多様で専門的なグローバルチームを集結させています。米国での厳格なセキュリティ環境で金属AMを行う「Nikon AM Synergy Inc.(旧Morf3D Inc.)」、今後設立予定の「Nikon SLM Solutions Studios」、そして、ニコンが以前から展開しているAM製品などを連携させ、顧客の価値創造に貢献していきます。

Nikon AM Technology Centerの概要

所在地3550 E Carson Street
Long Beach, California 90808
設立の目的Nikon AM Synergy Inc.、Nikon SLM Solutions Studios、および、ニコン既存のAM製品などの連携を通じて、金属AMにおける最先端のソリューションとサービスを提供
総面積90,000平方フィート

「Nikon AM Technology Center」には、Nikon SLM Solutions AGが展開する業界最先端の大型L-PBF方式※1装置とニコンの高精度DED方式※2装置の両方を配し、幅広い顧客ニーズに対応します。DfAM※3と呼ばれるAM設計サービス、造形に関わる技術的問題や製造上の課題に関する解決案の提供、試作ならびに受託加工など、包括的なサービスを提供します。

ニコンは2030年の「ありたい姿」として、「人と機械が共創する社会の中心企業」を掲げています。AMを含むデジタルマニュファクチャリングは戦略事業であり、長年にわたり培ってきた光応用技術でものづくりの世界に革新をもたらし、豊かでサステナブルな社会の実現に貢献していきます。

  • ※1L-PBF方式(Laser Powder Bed Fusion): 敷き詰めた金属粉末にレーザーを照射、融解し、積層造形する方式
  • ※2DED方式(Direct Energy Deposition): 金属粉末とレーザーを同時に照射し、溶融、積層造形する方式
  • ※3Design for Additive Manufacturing

こちらに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。販売が既に終了している製品や、組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

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これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。 更に詳しい情報
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