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注目銘柄ダイジェスト(前場):ダイキン工、NTTデータ、ウィルズなど

Fisco ·  08/07 10:38

ヤマハ発<7272>:1184.5円(-23.5円)

大幅反落。前日に第2四半期決算を発表、4-6月期営業利益は764億円で前年同期比16.4%増となったが、市場コンセンサスは60億円程度下振れている。二輪が好調だったほか、為替円安の影響もプラス寄与したとみられるが、二輪以外の事業の販売数量が伸び悩んでいるようだ。通期計画2600億円、前期比6.6%増は据え置き、コンセンサスは会社計画を上回る水準だが、円安寄与の縮小も見込まれるため、同水準は切り下がる方向に。

三井化学<4183>:3382円(-245円)

大幅反落。前日の取引時間中に第1四半期決算を発表、一旦買い優勢となったものの伸び悩み、本日も売りが優勢の展開となっている。営業利益は272億円で前年同期比95.9%と大幅増益、市場予想も上振れたとみられる。一方、上半期は為替レートを円安方向に見直したものの、営業利益は据え置き。農薬や太陽電池向け製品、半導体材料の数量下振れを想定のもよう。また、エチレンプラントトラブルの影響も今回は織り込まれていない。

NTTデータ<9613>:1989円(-208.5円)

大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は586億円で前年同期比0.6%増となり、市場予想を10%強下回る水準での着地に。会社計画に沿った推移とはされているが、s市場予想との比較では、大型案件立ち上がりによる稼働改善効果などが想定より遅れる形のようだ。なお、受注高は同46.7%増と順調、DC事業を除いたベースでも同18.9%増となっている。

リコー<7752>:1189円(-75円)

大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は63億円で前年同期比37.7%減となり、120億円程度の市場予想を大きく下回っている。プロジェクト費用の計上や一部売上計上の期ずれが発生したことなどが減益要因に。通期計画700億円、前期比12.9%増は据え置いているものの、下振れが意識される展開になっている。なお、プロジェクト費用の追加発生の可能性などもあるもよう。

ダイキン工<6367>:17190円(-1910円)

大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は1154億円で前年同期比2.1%減となり、円安効果が寄与したことで社内計画は上回ったようだが、市場コンセンサスは90億円程度下振れたとみられる。欧米を中心にエアコンの需要環境が想定以上に厳しくなっているもよう。通期計画4250億円、前期比8.4%増は据え置いているが、会社計画を上回るコンセンサス水準が切り下がる状況となっているようだ。

ココペリ<4167>:385円(+11円)

大幅に続伸。中小企業の海外展開を支援する「BIG ADVANCE GLOBAL」をタイで広げるため、タイのコンサルティング企業であるKAIGO Life社、ビジネスエンジニアリング事業のコリニア(東京都千代田区)と戦略的業務提携契約を締結したと発表している。ココペリは中小企業DX支援プラットフォーム「Big Advance」を提供しており、今回の提携でタイ企業と日本企業のビジネスマッチングの実現と貿易機会の拡大を目指す。

ウィルズ<4482>:553円(+53円)

大幅に続伸。上限62万1000株(3.00億円)の自社株を取得すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は3.00%。取得時期は15日から12月30日まで。資本効率向上を図り、市場環境や経営環境の変化に応じた機動的な資本政策を遂行することを目的とする基本方針に基づく措置。自社株買いは株主還元につながるとして好感され、買い優勢となっているようだ。

オンコリス<4588>:524円(+36円)

大幅に続伸。食道がん及び胃食道接合部がんを対象としたテロメライシン(OBP-301)と化学放射線併用療法の米国Phase1医師主導治験について、目標登録数15人の被験者登録を完了したと発表している。テロメライシンと化学療法を併用した初めての臨床試験。併用療法の安全性や有効性を評価することが目的で、食道がんでのテロメライシンの適応拡大に向けた貴重な情報が得られることを期待しているという。

これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。 更に詳しい情報
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