木曜日、米国の投資機関KKR(KKR.US)は、1株8800円で、日本のソフトウェア開発会社フジソフトの発行済み株式すべてを買収することを発表しました。
金融情報アプリの独占取材によると、木曜日、米国の投資機関KKR(KKR.US)は、1株8800円で、日本のソフトウェア開発会社フジソフトの発行済み株式すべてを買収することを発表しました。買収価格は、2023年10月2日までの12か月間のフジソフト株式の平均終値に対して110.3%のプレミアムを付ける予定です。
この発表は、昨日報じられたメディアの報道を確認するものであり、KKRがフジソフトを非公開取引を通じて買収することを目指していることを示しています。KKRは、規制当局の承認を得た後、2024年下半期に公開買付けを開始し、アジアファンドIVを通じてこの買収に資金を提供する予定です。
フジソフトは、日本を代表するシステムインテグレーターで、組み込みソフト、制御・運用ソフトおよびシステムに注力しています。同社には10,000人以上のシステムエンジニアが在籍し、数十年にわたる経験を生かして、あらゆる業界の顧客に最先端の技術サービスを提供しています。
KKRアジア太平洋地域の副会長であり、KKRジャパンの最高経営責任者である平野宏は、「日本のITサービス業界がクラウド、IoT、AIのようなデジタル変革の時代に入る中、市場リーダーであるフジソフトに投資できることを嬉しく思います。KKRのグローバルプラットフォームとITサービスの専門知識を活用し、フジソフトの長期的な成長を加速し、日本企業およびその顧客により大きな価値を提供することを目指します」と述べています。
日本は、KKRがアジア太平洋地域および世界の重要な市場であることに変わりありません。KKRは2006年に日本市場に進出して以来、同国で80億ドル以上の資産を展開し、現在は180億ドルの資産を運用しています。
KKRは、日本では、リーディングクラウド会計ソフトウェアプロバイダーであるヤヨイ、総合データドリブンマーケティングSaaSプラットフォームDataX (fka from scratch)などのデジタル分野での投資を行っており、日立運輸システムなどの他の分野でも投資を行っています。