不二精機<6400>は14日、2024年12月期第2四半期(24年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.1%減の40.75億円、営業利益が同32.3%増の1.98億円、経常利益が同28.0%増の1.61億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同22.0%増の0.58億円となった。
射出成形用精密金型及び成形システム事業について、売上高は前年同期比6.6%減の13.07億円、セグメント利益は同47.9%減の0.18億円となった。コロナ禍後で顧客からの金型の受注環境が厳しさを増す中、原材料価格の上昇などの影響を受けた。
精密成形品その他事業について、売上高は前年同期比3.7%増の28.25億円、セグメント利益は同62.7%増の1.86億円となった。主力製品である自動車部品用成形品は、東南アジア市場を中心に中期的な受注があった。
2024年12月期通期については、売上高が前期比3.9%増の85.82億円、営業利益が同9.1%減の3.86億円、経常利益が同10.6%減の3.55億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.7%減の2.26億円とする期初計画を据え置いている。