データ・アプリケーション<3848>は20日、アドバンスト・メディアと、音声注文AI解析ソリューション(仮称)のPoCを実施したことを発表。
音声注文AI解析ソリューションとは、売主と買主の電話による音声注文をデジタル化し、販売管理システムと連携させ、買主への注文請書発行までを自動化するもの。アドバンスト・メディアの開発者向け音声認識サービス「AmiVoice Cloud Platform」にて提供している音声認識API「AmiVoice API」と、生成AIサービスとの連携により、会話の内容をデータ化する。また、販売管理システムとの連携には、同社のエンタープライズ・データ連携プラットフォーム「ACMS Apex」およびデータ ハンドリング プラットフォーム「RACCOON」を使用しており、音声のテキスト化、要約、注文請書の自動生成、買主へのメールによる送付を自動化している。
音声注文AI解析ソリューションにより、買主-売主間のインターフェースはそのまま維持しながらも、売主側の受発注業務の効率化、人的ミスの削減、正確性の向上といった効果が見込まれる。また、自動生成されたデータは、販売管理システムだけではなく、在庫管理システムや基幹システムなどへもデータ連携することが出来るので、在庫管理やVOCの分析にも活用することができる。
PoCでは、「AmiVoice API」による音声認識率と、同社のデータ連携技術などの知見・経験を活かした生成AIのプロンプト作成技術により、高い精度で会話の内容をデータ化できることが実証され、音声を起点とした新しいデータプラットフォームの構築が可能となった。
同社とアドバンスト・メディアは、今回のPoCをきっかけに、今後も技術革新に向けて連携することを模索していく。