東亜証券は調査レポートを発表し、キャセイ航空(00293)の目標株価を21%下げて8.8香港ドルに設定し、投資評価を「買い」から「保有」に引き下げました。最新の予測では、キャセイの2025年の1株当たりEBITDAは3.54香港ドルとなります。同行は、旅客収益率の持続的な低下、従業員および減価償却費用の増加、関連会社の景気減速、および地元旅行需要の減速などの要因により、キャセイの後半年の利益成長が制限されると予想しています。
レポートでは、キャセイ航空の現在の評価は高くないとされ、今後12ヶ月の予測P/B比率は0.89倍であり、過去10年間の平均値(疫病時期を除く)と同等です。また、今後12ヶ月の予測EV/EBITDAは4.2倍であり、過去10年間の平均値(疫病時期を除く)の6.9倍に比べて低いです。さらに、現在の株式配当利回りも一定の魅力があり、株価を支える可能性があります。ただし、市場を驚かせるようなニュースがない場合、短期間で株価が上昇する余地は限られていると予想されます。