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注目銘柄ダイジェスト(前場):NSSOL、マルハニチロ、アイズなど

Fisco ·  08/26 22:55

キッツ<6498>:1027円(-5円)

下げ渋ってもみ合い。三井住友銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJ銀行を売出人とする株式売出428万900株、オーバーアロットメントによる売出64万2100株を実施すると発表、売出価格決定期間は9月3日から6日となっている。一方、発行済み株式数の3.67%に当たる330万株、30億円を上限とする自己株式の取得実施を発表。売出に伴う需給への影響緩和、資本効率の向上を目的としている。売出による目先の需給悪化は和らぐとの見方にも。

マルハニチロ<1333>:3053円(-146円)

大幅反落。325万8100株の株式売出、48万8700株を上限とするオーバーアロットメントによる売出の実施を発表している。売出人は東京海上日動、農林中央金庫、損害保険ジャパン、みずほ銀行など、大株主の金融機関8社となっている。株式持合い関係の見直しの一環とみられている。売出価格は9月3日から5日までの期間に決定する。目先の需給悪化に対する警戒感が先行しているようだ。

NSSOL<2327>:4010円(+405円)

大幅続伸。前日に提出された大量保有報告書によると、シンガポールに拠点を置く投資ファンドの3Dインベストメントが5.00%の株式を所有する大株主になっていることが明らかになっている。保有目的としては、純投資および状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為を行うこととしている。3Dインベストメントは今年に入って、富士ソフトや東北新社などに株式の非公開化を提案している。

KHC<1451>:850円 カ -

ストップ高買い気配。ファースト住建が同社の完全子会社化を企図してTOBを実施すると発表、同社ではTOBへの応募を推奨としている。TOB価格は1127円で前日終値に対して61%と高いプレミアムとなっており、TOB価格にサヤ寄せを目指す動きが活発化する状況となっている。なお、TOB期間は8月27日から10月9日までとされている。

FIG<4392>:363円 カ -

ストップ高買い気配。最先端ロジック半導体の国産化を目指すラピダスの半導体新工場に、グループ会社のREALIZEが開発した搬送ロボットのAMR「WILL-FA」を導入することが決定したと発表している。これは材料・部品容器のエリア間搬送業務の自動化を促進する装置となるが、注目度の高いラピダスでの採用を受けて、今後の展開力に対する期待感が高まる状況のようだ。

識学<7049>:616円(-7円)

下落。26日の取引終了後に、スターティアホールディングスの連結子会社でデジタルマーケティング事業を手掛けるクラウドサーカスとセールスパートナー契約を締結したことを発表した。クラウドサーカスのMAツール『BowNow』と、識学のマーケティング組織のマネジメントノウハウを活かし、統合的な導入・活用支援を行う。これにより、効率的かつ効果的なマーケティング活動を実現し、中小企業の成長を後押しするとした。スターティアホールディングスは続伸しているが、株価への反応は限定的となっている。

VALUENEX<4422>:772円(-8円)

下落。26日の取引終了後に、24年7月期通期業績予想の修正を発表し、売りが優勢となっている。24年7月期の売上高は7.86億円と従来予想より1.8%増加する見込みとしたが、連結経常利益を従来予想の0.6億円から0.05億円に90.2%下方修正したことが嫌気されているようだ。国内においてコスト削減効果を見込むものの、売上減少や円安による外貨建て債務のコストが増加していること、米国において売上増加を見込むものの、人材投資等のコストが増加していることが理由としている。

アイズ<5242>:2327円(+400円)

ストップ高。運営する広告業界のプラットフォーム「メディアレーダー」が、24年8月21日付けで「リード入札機能」に関する特許(特許第7541738号)を取得したと発表した。特許取得は、24年5月に取得した「セグメント開示機能」に続く2つ目となる。メディアレーダーは、マーケティング担当者・広告代理店と媒体社・マーケティングサービス会社を結ぶ、広告業界向けの検索サイトである。広告宣伝・マーケティング・PR業務従事者における「認知度」「導入率」「利用率」でNo.1を獲得している。

これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。 更に詳しい情報
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