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注目銘柄ダイジェスト(前場):楽天グループ、平田機工、日本空調など

Fisco ·  22:50

楽天グループ<4755>:1027円(+85.1円)

大幅続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断「オーバーウェイト」継続で、目標株価を1100円から1300円に引き上げている。モバイルの事業価値顕在化なら、株価1500円の実現可能性も高まるとしているようだ。法人契約から主回線としての契約獲得が拡大、主回線比率の拡大は時間差でARPUを押し上げるとしており、モバイル事業は26年12月期のタイミングでEBITDAを創出するフェーズになる可能性とみている。

ソニーG<6758>:13945円(+165円)

続伸。ゲーム子会社のSIEが、9月2日から国内で家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)5」を値上げすると発表している。本体価格は従来から19%引き上げ、7万9980円とするようだ。部材価格や製造・物流コストの高騰などを反映するもよう。PS5本体の国内値上げは23年11月に続く3度目となる。ゲーム事業の収益改善につながるとの期待感が先行する格好に。

コニシ<4956>:1213円(+22円)

大幅反発。発行済み株式数の4.80%に当たる330万株、30億円を上限とする自己株式の取得実施を前日に発表、本日の立会外取引で38万7600株を取得したもようで、残りは今後、市場買付を実施していくようだ。5月発表の「中期経営計画 2027」に基づき、株主への利益還元と資本効率の向上を図ることを取得目的としている。当面の需給面での下支えにもつながるとみられ、ポジティブな反応が先行している。

カルナバイオ<4572>:429円(-15円)

伸びきれず反落。カルナバイオサイエンスが創出した新規脂質キナーゼDGKα阻害剤のプログラムに関連し、導出先である米ギリアド社と共同出願した特許が欧州特許庁から特許査定を受けたと発表している。カルナバイオサイエンスは開発状況や上市などの進捗に応じてギリアド社からマイルストーン・ペイメントを受け取るほか、開発された医薬品の上市後の売上高に応じたロイヤリティを受け取ることになっている。

平田機工<6258>:5350円(+405円)

大幅続伸。前日に大型受注の獲得を発表している。EV用ドライブユニットの組み立てラインを約87億円で受注したほか、5月リリース案件に引き続きEV向けバッテリー充放電関連設備案件を約56億円で受注しているもよう。ともに工事の進捗に応じて順次売上計上、一部は今期業績にも反映するようだ。第1四半期減益決算などで株価の戻りが鈍かった中、見直しの動きが進む形となっている。

日本空調<4658>:1058円(+66円)

大幅反発。創業60周年記念株主優待を実施すると前日に発表している。9月末100株以上保有の株主が対象、100株以上300株未満はクオカード500円分、300株以上500株未満は2000円分、500株以上1000株未満は5000円分、1000株以上は10000円分を贈呈するようだ。優待権利取りの動きが先行する状況のようだ。なお、今回の株主優待は今回限りの実施となるもよう。

タメニー<6181>:123円(+1円)

3日続伸。自社が運営する結婚相談所「パートナーエージェント」がフランチャイズ方式店舗の第3号店として水戸店、第4号店として浜松店を9月6日にオープンすると発表している。今後も結婚相談所の運営で培った知見やノウハウをパートナーである加盟店と最大限共有し、直営店と変わらないサービスを加盟店でも提供するとともに、フランチャイズ方式による店舗展開を加速させるとしている。

エクサウィザーズ<4259>:319円(-8円)

伸びきれず反落。東北電力<9506>とAIを利活用したサービスによる社会課題解決に向け、協業を開始すると発表している。東北電力の持つデータや顧客基盤等の事業アセット、エクサウィザーズのデジタルやAI領域のサービス企画力、DX人材育成ノウハウなどを相互に活かし、新事業の実現や社会課題の解決に迅速に取り組む。東北・新潟の企業や団体の生産性を向上させ、エリア全体の競争力向上に寄与することを目指す。

これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。 更に詳しい情報
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