中国物流と購買協会が発表した2024年8月の中国大宗商品価格指数(CBPI)は110.3ポイントで、前月比3.6%減少し、前年比4.6%減少しました。
智通財経アプリによると、中国物流と購買協会が発表した2024年8月の中国大宗商品価格指数(CBPI)は110.3ポイントで、前月比3.6%減少し、前年比4.6%減少しました。指数の動向から見ると、8月のCBPIは世界的な高温多雨の天候、一部の業種の生産の淡季、金融市場の激しい振動などの影響を受けており、大宗市場の季節性や段階的な変動が顕著です。建設の好期である「金九銀十」に入るにつれて、各種のマクロ経済政策が実施される予定であり、市場需要は徐々に回復すると予想されます。国内外の大宗商品指数の動向から見ると、企業の生産コストの圧力が緩和され、同時に連邦準備制度の利下げの期待が高まり、大宗商品価格の支持を形成しています。市場の下落空間は限られていますが、有効な需要の不足や企業の経営圧力の増大など、いくつかの問題が依然として顕著です。流通業は生産の促進や消費の推進においてまだ役割を果たしていません。
業種別で見ると、黒色の価格指数が下落トレンドを続け、79.4ポイントまで下落し、月比で5.9%減少し、年比で13.3%減少しました。非鉄金属の価格指数は上昇幅を取り戻し、122.6ポイントで報告され、月比で3.8%減少し、年比で1.6%上昇しました。化学工業の価格指数は引き続き調整局面で、114.4ポイントで報告され、月比で3.4%減少し、年比で0.5%減少しました。エネルギーの価格指数は下落幅を拡大し、107.7ポイントで報告され、月比で3.6%減少し、年比で8.7%減少しました。鉱石の価格指数が下落し、80.7ポイントで報告され、月比で2.4%減少し、年比で7.3%減少しました。農産物の価格指数は低位で揺れ動き、95.7ポイントで報告され、月比で0.7%減少し、年比で21.9%減少しました。
商品別に見ると、中国物流と購買協会が重点監視している50種類の大宗商品の中で、今月の価格は先月に比べて47種類(94%)が下落し、3種類(6%)が上昇しました。上昇率の上位3つは、りんご、ネオジム酸化物、天然ゴムで、それぞれ12.3%、6.5%、3.9%上昇しました。下落率の上位3つの商品はシリコンマンガン、炭酸リチウム、コークスで、それぞれ11.9%、11.4%、10.6%下落しました。
国内外の指数の比較から見ると、CBPIはPPI、CPIの動向とほぼ同じです。その中で、7月のCPIは前月比0.2%の下落から0.5%の上昇に転じましたが、主に豚肉や生野菜の値上がりが影響しており、先月のCBPIの農産物価格指数の動向とほぼ同様です。7月のPPIは前月比0.2%の下落とほぼ同じです。CBPIはS&P GSCI指数とCRB指数とともに下落し、主に季節要因、日本の利上げや円高、米国の経済データの強弱、特にISM製造業PMIの予想を下回るなどの要因によります。