企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した8月の全米雇用報告によると、非農業部門雇用者数は9.9万人増、市場予想の14.4万人増を下回り、前期が11.1万人増に下方修正された。
2021年初め以来の低い伸びにとどまった。労働市場が減速しつつある兆候が改めて示された。
データ発表後、景気後退観測が再燃し、米国債利回りは一時急上昇し、米ドル指数は一時弱含んだ。
ADPチーフ・エコノミスト、ネラ・リチャードソン氏は、「2年間の大幅な成長の後、米国の雇用市場は下降傾向にあり、通常よりも遅いペースで雇用が行われている。次に注目すべき指標は賃金の伸びで、疫病の流行後に急減速した後、安定してきている」と述べた。
民間給与計算代行業者大手のAutomatic Data Processing(ADP)社が、自身の持つ全米約50万社、約2400万人のデータを元に発表する雇用調査レポートにおける、月ごとの雇用者数の増減。2006年5月に始まった比較的新しい経済指標。市場の注目度が高い労働省による雇用統計のうち、非農業部門雇用者数(NFP)の民間部門との相関性が高いとされており、雇用統計の先行指標として注目される。
moomooニュース ーEvelyn
出所:Investing、ADP® National Employment Report、Bloomberg
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