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東京エレクトロンとタタ・エレクトロニクスによるインドでの半導体エコシステム形成に向けた戦略的パートナーシップの締結

東京エレクトロン ·  09/09 11:00

東京エレクトロン(TEL、東京都港区、社長:河合利樹)はこのたび、エレクトロニクス製造における世界大手のタタ・エレクトロニクス(Tata Electronics Private Limited)と基本合意書(MOU)を締結いたしました。両社は、現在、タタ・エレクトロニクス社がインド グジャラート州ドレラに建設中のインドで初となる半導体製造工場とアッサム州ジャギロードの組み立ておよびテスト工場の建設に向け、半導体製造装置のインフラ構築を加速するために協力していきます。
TELは、本パートナーシップを通じ、製品に関するテクニカルトレーニング、研究開発の支援をおこなっていきます。この提携により、両社の強みを生かした技術力を強化することで持続可能な成長を実現し、インドにおける強固な半導体製造エコシステムの確立を目指してまいります。
タタ・エレクトロニクス社 マネージングディレクター兼CEO、ランディール・タークル(Randhir Thakur)博士は、「当社は、バリューチェーン全体を網羅する統合ソリューションを世界中のお客さまに提供することで、エレクトロニクス製造のリーダーになるという大胆なビジョンをもっています。TELは顧客と緊密に連携してきた歴史があります。半導体製造装置分野における同社の知見は、当社の半導体製造工場およびアドバンスドパッケージング工場の立ち上げをタイムリーに実行し、ダイナミックなエコシステムの構築をサポートすることでしょう。当社は、本パートナーシップによってもたらされるTELの顧客対応力を楽しみにしています。」
東京エレクトロン 河合利樹 代表取締役社長・CEOはこれを受け、「タタ・エレクトロニクス社とのパートナーシップを光栄に思います。両社がもつ専門性とリソースを結集することで、インドの半導体エコシステムは飛躍的に強化されると考えます。前工程の製造技術と後工程のパッケージング技術の両分野にわたるこの戦略的提携は、タタ・エレクトロニクス社に優れたサポートと価値を提供するという当社の姿勢を示すとともに、両社の強みを生かすことで、今後、数世代の技術ノードにわたって開発を加速してイノベーションを推進していきます。両社は、業界に新たなベンチマークを打ち立て、すべてのステークホルダーに利益をもたらす強固でダイナミックな半導体業界を構築していきます」と述べています。
TELは、前工程および後工程のプロダクトラインアップより、インド市場において当社の先進的な製品を提供することでインドの半導体エコシステムのサポートに取り組んでまいります。また、当社は、MAGIC(Metaverse, Autonomous Mobility, Green Energy, IoT & Information, Communications)市場に多様な製品を提供することで、この取り組みをリードしていきます。なお、グローバルな製品開発の支援に向けてインドでの現地人材を活用したエンジニアリングサービスの提供を予定しています。
タタ・エレクトロニクスについて
エレクトロニクス製造業界大手、タタ・エレクトロニクスはグローバルに事業を展開し、エレクトロニクス製造サービス、半導体組み立て・テスト、半導体ファウンドリ、設計サービスなどの分野でも大きく成長。タタ・グループの新事業の一つとして、2020年に設立された同社は、エレクトロニクスおよび半導体分野の信頼できるバリューチェーン全体を網羅する統合サービスを提供し、グローバルなカスタマーサービスの強化を目指す。社員数は急速に増加しており、現在では45,000人を超えるほか、主にインドのグジャラート州、アッサム州、タミール・ナドゥ州、カルナータカ州で事業を進めている。多くの女性社員を雇用するとともに、医療、衛生、教育などの取り組みを通じて地域社会を積極的にサポートし、社会・経済への貢献に向けて尽力している。

これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。 更に詳しい情報
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