商務部の広報担当者は、中国の業界の誠意と努力を無視し、十分なコミュニケーションも行わずに、中国の業界が提案した柔軟な解決策案を拒否する意向を示した欧州委員会の行動に対し、中国側は失望感を抱いています。
9月13日、商務部の広報担当者は、欧州連合(EU)による中国の業界が提出した電気自動車への補助金反対案についての価格承諾解決策に関する提案について質問に答えました。
質問:9月12日、欧州連合(EU)委員会の広報担当者は、中国機械電子工業会と全ての電気自動車メーカーがEUの電気自動車への補助金案に関する価格承諾解決策を提出しましたが、条件に合致していないため、EUは関連する価格承諾申請を拒否する意向です。この件について、中国側のコメントはありますか?
回答:中国側はEUの関連発言に注目しています。欧州委員会は、中国の業界の誠意と努力を無視し、十分なコミュニケーションも行わずに、中国の業界が提案した柔軟な解決策案を拒否する意向を示したことに対し、中国側は失望感を抱いています。
8月20日と9月9日、欧州委員会はEUの電気自動車への補助金案についての最終決定を発表し、誤った手法を引き続き使用し、高い税率を決定しました。中国側はこれに賛同せず受け入れられませんが、最大限の誠意を持って対話と協議を通じて問題を適切に解決しようと努めています。
8月24日、中国の業界はEUの電気自動車への補助金案に関して価格承諾解決策を提案し、EUの要求を考慮し、最大の柔軟性を示しました。中国の業界は価格承諾提案が完全に法的で実行可能であり、技術的な問題も協議を通じて共同で解決できると述べています。複数のEU加盟国も価格承諾解決策に大きな関心を示しています。
欧州委員会は十分な評価を行わずに関連案を拒否したため、中国の業界の連携に対する信頼を損ない、EU加盟国の期待にも添えず、また、この案件の対話による解決を望んだEUの公式発表とも矛盾しています。
中国とEUの両国は6月22日にEUの電気自動車への補助金案に関する協議を開始し、両国のワーキングチームは数回の協議を行いました。中国側は何万ページにも及ぶ事実と証拠を提出し、柔軟な解決策を提案するなど、多大な努力を行ってきました。
しかし、欧州側は一方では対話を通じて問題解決しようという意向を示していますが、一方では中国側の提案を即座に拒否し、具体的な提案を一切示さないなど、互いに対して誠意を示す姿勢が全く見られません。もし協議で合意に達しない場合、完全に欧州側の責任です。
現在の協議の鍵は欧州側が問題を解決する政治的意思を本当に持っているかどうかです。中国側は欧州側に対し、中仏欧首脳会談で経済・貿易摩擦を対話と協議によって適切に処理するという重要な共識を実践し、誠意と行動を示し、中国企業界の合理的な懸念を真剣に考慮するよう促しています。
中国側は意見の相違を対話と協議によって適切に解決するための最大限の誠意と、中国企業の正当な権益を堅実に守るための最大限の決意を持っています。中国側は欧州側の今後の進展を注視し、中国企業の合法的な権益を強く守るために必要なすべての措置を取るでしょう。