ゴールドマンサックスグループは、領展房地産ファンド(00823)の目標株価を45.3香港ドルに維持し、評価を「買い」にしました。
ゴールドマンサックスは、10月3日の取引終了後の投資家向け電話会議で、領展に大きな驚きはなかったと指摘しました。香港の観光客や外国人の増加に伴い、同社2025財政年度第1四半期のショッピングセンターテナントの売上が5.9%減少しましたが、良い兆候としては夏の売上傾向が改善傾向にあり、第2四半期の減少幅が縮小する見込みです。
領展は、今年7-9月の四半期に強い勢いを予想しており、更新賃料(rental reversion)が低単位数でプラスに戻ることで収益が回復し、この勢いが財務年度の残り時間も維持されると見込んでいます。賃借率は2024財政年度末の98%から2025財政年度第1四半期の97.5%にわずかに低下する見通しですが、これは一時的なもので、現在約98%に回復しています。
領展の中国内地でのパフォーマンスは非常に強力であり、同時に海外のショッピングセンター需要も強力な勢いを維持しています。