タイミー<215A>は7日、ロジテックの協力のもと、「タイミー」のワーカーに向けた「フォークリフト運転技能向上研修」を開始したと発表。
物流業界では、労働環境の整備や人材確保が喫緊の課題とされている。タイミーでは、これまで物流倉庫内の軽作業の求人を掲載し、業務の切り分けによる労働環境改善に取り組んできた。さらに、専門性の高いスキル・資格を得て人材不足解消を目的としたフォークリフト運転技能者の資格取得支援を2023年6月から実施。今年7月までに約200名のワーカーが、フォークリフトの運転技能資格を取得した。
しかし、実際に募集されているフォークリフトに関連する求人では実務経験が求められることが多く、「運転技能資格を取得したものの働く機会が得られない」という課題があった。
「同研修」は、ロジテックの南船橋倉庫で5日間行う。経験豊富なフォークリフト運転者の指示・指導のもと、実際にフォークリフトの操作を経験。実務研修の他にも、ロジテック監修のテキストと解説動画を提供し、実践研修と座学による予習・復習を繰り返すことで、フォークリフトの技能の向上を図る。さらに、研修修了者には、タイミーを通じてロジテックのフォークリフト求人を紹介。修練したスキルを活かして、スポットワークに従事できる。
フォークリフトの運転資格取得支援に技能向上研修が加わることで、資格取得から技能向上まで、一連の過程をサポートできる体制を構築。スポットワーカーが実務経験を積むことで資格を活かして働ける機会を広げ、物流業界が抱える深刻な人材確保・育成の課題解決に一層貢献するとしている。