“株神”ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイは、日本円建て債券を発行して2818億円(約19億米ドル)を調達しました。これは同社が5年間で最大規模の日本円建て債券発行です。
知通財経アプリによると、'株神'ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイ(BRK.A.US)は、日本円建て債券を発行して2818億円(約19億米ドル)を調達しました。これは同社が5年間で最大規模の日本円建て債券発行であり、今年2度目の日本円債券発行となります。同社は今年4月に2633億円の債券を発行しています。
今回の日本円債券の発行は、バフェットと日本の資本市場とのつながりが深まっていることを示しています。バークシャー・ハサウェイが提出した書類によると、この日本円建て債券の調達資金は一般企業用途に利用される予定です。アナリストは、この動きがバークシャー・ハサウェイの日本資産への露出を高める基盤を築いたと述べています。
バークシャー・ハサウェイの資金調達計画は、今年初めに日本の5大商社の株式を購入した行動が日経225指数を歴史的な高値に押し上げたことから、株式投資家の密な関心を集めています。そして今年2月には、バークシャー・ハサウェイが年次株主信書で、日本企業への投資に大半の資金を提供するために日本円建て債券を発行すると述べています。
Phillip Securities Japan取引責任者の益沢武彦氏は、「バークシャー・ハサウェイが今年発行している日本円債券の規模は、同社が日本円建て債券を発行し始めて以来、最高水準です。これは彼らが日本株式市場の上昇を予想していることを示しています。」「市場は、彼らの次の標的がどの株式か注目しています。投資家は、銀行や保険会社などの高い配当を支払うバリュー株が最もありえる標的だと考えています。」
報道によると、バークシャー・ハサウェイは、3年、5年、7年、10年、20年、28年、30年の期限を持つ日本円債券を発行しました。中でも、3年債券の発行規模は最大で1554億円であり、5年債券の発行規模は580億円です。