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更新‐【指標速報】米9月PPI、前月比0%上昇と予想下回る

moomooニュース ·  10/11 08:31

米労働省が11日発表した9月の卸売物価指数(PPI)は前月比0%上昇、市場予想の0.1%上昇を下回る。前期は0.2%上昇。
エネルギー価格は月間で2.7%下落、食品価格は1%上昇。
食品とエネルギー価格を除いたコアPPIは、予想通りの0.2%上昇、前月は0.3%上昇。
ガソリン価格の急落は、PIの上昇圧力を抑制する要因となった。食品卸売価格がやや上昇したにもかかわらず、エネルギー価格が下落したことにより、インフレの上昇リスクは後退。

アナリスト観点によると、9月のPPIは前月比横ばい、インフレ鈍化の見通しは依然として順調、11月FRBの利下げをさらに後押しする。特に、エネルギー価格の減速は、11月利下げへの期待が再燃させた。

PPIの発表後の短期的な市場反応では、市場センチメントの変化が金とドルの値動きに反映された。今後、インフレ圧力の緩和を背景にFRBがよりハト派的な政策を採用する場合には、金は上昇を続けると予想される。

一方、ドルは引き続き圧力を受けた状態が続くとみられる。米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げ観測が強まれば、ドルの魅力は低下すると予想される。アナリストらは、ドルインデックスは今後数週間で102の支持水準を下回るまでさらに下落する可能性があると指摘した。

米国債市場でも、PPIを受けて長期債利回りが上昇。米国債30年物の利回りは7月30日以来の高水準に上昇、市場が依然としてインフレ上昇を懸念していることを示した。

9月のPPI前年比1.8%上昇、市場予想の1.6%上昇を上回る。前期は1.7%上昇から1.9%上昇に上方修正。金現物は1オンスあたり2,650米ドルまで上昇し、テクニカル的に重要な抵抗水準を突破した。

コアPPIは前年同月比2.8%、8月の2.6%から加速。食品、エネルギー、貿易サービスを除くPPIは3.2%、前期の3.3%から小幅に鈍化。

-mooomooニュースCitron

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