日銀は31日に開いた金融政策決定会合で、政策金利とする無担保コール翌日物レートを0.25%で据え置くと決めた。前回の9月会合に続き現状維持とした。米大統領選を控え米国経済の不確実性が高まっていることや、金融市場がなお不安定なことなどが背景にある。
米ドル・円は大きくは響かず、153円台前半で推移している。
新たな経済・物価情勢の展望（展望リポート）の消費者物価（生鮮食品を除くコアＣＰＩ）の上昇率見通しは、2025年度を前回の2.1％から1.9％に下方修正した。24年度（2.5％）と26年度（1.9％）は変わらず。今後の政策展開を探る上で注目されたリスクバランスは、25年度については「上振れリスクの方が大きい」との認識を据え置いた。
植田和男総裁は午後３時半から記者会見を開き、決定内容を説明する。
配信元：各社リリース、ブルームバーグ、日本経済新聞
ーmoomooニュースEvelyn
