リログループ<8876>は7日、2025年3月期第2四半期(24年4月-9月)連結決算を発表した。売上収益が前年同期比10.9%増の700.73億円、営業利益が同25.1%増の156.64億円、税引前利益が同190.6%増の378.99億円、親会社の所有者に帰属する中間利益が同273.6%増の329.72億円となった。
リロケーション事業は、売上収益484.08億円(前年同期比10.6%増)、営業利益88.34億円(同14.3%増)となった。借上社宅管理事業における管理戸数が前年同期を上回ったことで管理手数料収入が伸長したほか、物件検索等による転居支援サービスの利用件数が増加した。賃貸管理事業においては、管理戸数が前年同期を上回り、ストック基盤が堅調に積み上がったことに加え、海外赴任支援事業では、北米におけるサービスアパートメントの稼働が好調に推移した。
福利厚生事業は、売上収益133.84億円(前年同期比9.6%増)、営業利益59.52億円(同7.6%増)となった。福利厚生代行サービスにおける会員の新規獲得が進み、会費収入が増加したことに加え、住まいの駆け付けサービスが好調に推移した。
観光事業は、売上収益77.20億円(前年同期比14.9%増)、営業利益28.99億円(同146.2%増)となった。ホテルの平均客室単価が上昇したほか、新規開業施設の収益貢献もあり、業績が好調に推移した。加えて、当中間連結会計期間には施設の売却があった。
その他事業は、売上収益5.60億円(前年同期比11.9%増)、営業損失0.86億円(前年同期は1.16億円の損失)となった。主力事業の基盤を活かし金融関連事業等を展開している。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上収益が前期比5.6%増の1,400.00億円、営業利益が同8.6%増の300.00億円、税引前利益が480.00億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が330.00億円とする期初計画を据え置いている。