ブロードリーフ<3673>は12日、2024年12月期第3四半期(24年1月-9月)連結決算(IFRS)を発表した。売上収益が前年同期比15.2%増の129.58億円、営業利益が2.88億円(前年同期は15.22億円の損失)、税引前利益が2.93億円(同14.85億円の損失)、親会社の所有者に帰属する四半期利益が1.61億円(同10.28億円の損失)となった。
当第3四半期累計期間においては、パッケージシステムの6年リース契約からクラウドソフト「.cシリーズ」をはじめとした月額サブスクリプション契約への切り換えが進んだ。さらに、新規顧客の獲得も増収に寄与した結果、クラウドサービス売上は前年同期比51.6%増の54.92億円となった。また、非モビリティ産業向けのパッケージソフト販売が前年同期並みとなった一方で、モビリティ産業の顧客は、バッケージソフトからクラウドソフト「.cシリーズ」への切り替えが進み、パッケージシステム売上は同2.1%減の74.66億円となった。なお、パッケージソフトを利用されている顧客によるクラウドソフト「.cシリーズ」への切り替えは、パッケージシステム売上の減少要因となる一方で、クラウドサービス売上だけでなく全体売上での増加要因となる。この要因は、全顧客の切り替えが完了する2028年まで続く見通しとなっている。コスト面においては、クラウドソフトの機能拡張および性能向上に向けた開発を継続する一方で、業務プロセスの効率化により営業活動および管理業務のコスト削減を図った結果、販売費及び一般管理費は前年同期から1.03億円の減少となった。
2024年12月通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上収益が前期比15.7%増(前回予想比1.1%増)の178.00億円、営業利益が4.50億円(同800.0%増)、税引前利益が3.50億円(同250.0%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益が1.25億円(同38.9%増)としている。