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東証グロ-ス指数は反落、売り優勢で後場に下げ幅広げる展開

Fisco ·  2024/11/12 23:31

東証グロース市場指数 805.50 -3.69/出来高 2億1697万株/売買代金 1479億円

東証グロース市場250指数 628.84 -2.66/出来高 1億239万株/売買代金 1175億円

本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数は反落、値上がり銘柄数は243、値下り銘柄数は316、変わらずは28。

本日のグロース市場は軟調な展開となった。前日12日の米国市場のダウ平均は反落。過去最高値付近で様子見気配が強まった。新たな買い材料がない中、一時的な高値達成感などに利益確定売りに押され、相場は下落に転じた。その後も、景気見通し改善や利下げ観測の緩和を背景とした長期金利の上昇を警戒し、終日軟調に推移。明日に消費者物価指数(CPI)の発表を控えた警戒感も売り材料となり戻り鈍く終了した。

主要株価指数がそろって下落した米株市場を横目に、東証グロース市場指数は続伸してスタート。朝方に上げ幅を広げたが買いは続かず、早々に失速すると上げ幅を縮小、後場始めにはマイナス圏に転落した。その後は売り優勢の展開となり下げ幅を広げて、終盤に本日安値をつけて取引を終了した。トランプ次期政権の人事報道を受けて、貿易摩擦の激化などへの警戒感の高まりが個人投資家心理にネガティブに働いた可能性がある。引き続き決算発表を終えた個別株を物色する動きは活発で、決算内容によって強弱評価が分かれた。

個別では、25年3月期連結業績予想について従来予想を取り下げて未定にすると発表したイーディーピー<7794>は15%安に、7-9月期の経常損益は1.4億円の赤字に転落した博展<2173>が15%安となった。また、通期業績予想の下方修正及び無配を発表したトランスジェニック<2342>が13%安となった。時価総額上位銘柄では、ジーエヌアイグループ<2160>やインテグラル<5842>などが軟調に推移、値下り率上位には、マーキュリー<5025>、GMOフィナンシャルゲート<4051>、フルッタフルッタ<2586>などが顔を出した。

一方、18四半期ぶり営業黒字確保をポジティブ視された旅工房<6548>が31%高で値上がり率トップに、第3四半期好決算及び自社株買い実施を発表したオープンワーク<5139>が18%高のストップ高となった。また、25年3月期上期の営業赤字縮小と四半期別では黒字化となったエクサウィザーズ<4259>が16%高となった。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やGENDA<9166>などが堅調に推移、値上がり率上位には、Sapeet<269A>、kubell<4448>、ヤプリ<4168>などが顔を出した。東証グロース市場Core指数では、GENDA、カバー<5253>、フリー<4478>、などが上昇した。

[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]

・値上がり率上位10位

コード銘柄現値前日比前比率
16548旅工房2105031.25
25139オープンワーク64410018.38
3269ASapeet461070017.90
44448kubell6549817.63
54168ヤプリ85112717.54
66033エクストリーム129918716.82
74259エクサウィザーズ4005616.28
85138Rebase119316716.28
95588ファーストA166522315.46
104165プレイド113515015.23

・値下がり率上位10位

コード銘柄現値前日比前比率
15025マーキュリー790-291-26.92
27794イーディーピー700-132-15.87
32173博展542-98-15.31
42342トランスG207-31-13.03
54051GMO-FG6740-880-11.55
62586フルッタ225-26-10.36
74058トヨクモ1923-207-9.72
85759日本電解569-60-9.54
94588オンコリス820-85-9.39
104833Defcon78-8-9.30
これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。 更に詳しい情報
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