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東証グロ-ス指数は続落、マイナス圏で軟調もみ合い展開

Fisco ·  11/14 02:57

東証グロース市場指数 801.23 -4.27/出来高 2億509万株/売買代金 1360億円

東証グロース市場250指数 625.23 -3.61/出来高 9711万株/売買代金 1123億円

本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数は続落、値上がり銘柄数は209、値下り銘柄数は352、変わらずは27。

本日のグロース市場は軟調な展開となった。前日13日の米国市場はまちまち。10月消費者物価指数(CPI)が予想に一致したため安心感に買いが先行した。同時に、CPIを受け12月連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ観測が強まったため相場は上昇。ダウは終日堅調に推移したが、ナスダックは終盤にかけ失速し下落に転じた。

まちまちで終了した米株市場を横目に、東証グロース市場指数は続落してスタート。朝方に下げ幅を広げたが即座に買い戻しが広がると、一時プラス圏に浮上。ただ、買いは続かず再度マイナス圏に転落すると、その後は売り買いが交錯してマイナス圏で軟調もみ合い展開となった。為替は1ドル156円台まで円安ドル高が加速したが、プライム市場の主力株中心に株高の原動力とはならず、新興株も上値は重かった。トランプ次期米大統領の政権人事で対中強硬派の人物が起用されるなど、貿易摩擦の激化などへの警戒感の高まりが引き続き個人投資家心理にネガティブに働いた可能性がある。ただ、決算発表を終えた個別株を物色する動きは活発だった。

個別では、7-9月期の連結経常利益が前年同期非連結比31.0%減に落ち込んだカオナビ<4435>が20%安に、前日から売り優勢の展開が続いているフルッタフルッタ<2586>が17%安となった。また、前日に決算発表を好感されて大幅高となっていた旅工房<6548>が利食い売り優勢から16%安となった。時価総額上位銘柄では、GENDA<9166>やフリー<4478>などが軟調に推移、値下り率上位には、ラキール<4074>、サイバー・バズ<7069>、yutori<5892>などが顔を出した。

一方、マネーフォワード<3994>子会社のマネーフォワードクラウド経営管理コンサルティングから連結子会社化を目的としたTOBを受けたことを明らかにしたアウトルックコンサルティング<5596>が30%高で値上がり率トップに、7~9月期は最高益更新で成長加速を評価されたトリドリ<9337>が20%高のストップ高となった。また、25年6月期第1四半期の業績を発表したアスア<246A>が14%高となった。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やジーエヌアイグループ<2160>などが堅調に推移、値上がり率上位には、イメージ・マジック<7793>、INFORICH<9338>、アズーム<3496>などが顔を出した。

東証グロース市場Core指数では、GENDA、タイミー<215A>、フリーなどが下落した。


[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]

・値上がり率上位10位

コード銘柄現値前日比前比率
15596アウトルック130030030.00
27793イメージ・マジック148925520.66
39337トリドリ178130020.26
43807フィスコ1462419.67
59338INFORICH448070018.52
63496アズーム6720100017.48
77353KIYO5438017.28
84255THECOO5658016.49
9246Aアスア79110014.47
105858STG218527514.40

・値下がり率上位10位

コード銘柄現値前日比前比率
14074ラキール844-300-26.22
24435カオナビ1938-500-20.51
37069サイバー・バズ855-215-20.09
42586フルッタ185-40-17.78
56548旅工房176-34-16.19
6269ASapeet3910-700-15.18
75892yutori2351-389-14.20
84883モダリス112-18-13.85
94427EduLab252-39-13.40
106574コンヴァノ2054-301-12.78
これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。 更に詳しい情報
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