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カーボンクレジットの品質を評価する枠組みの構築に向けた業務提携について
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2024年11月18日
大阪ガス株式会社
丸紅株式会社
大阪ガス株式会社(代表取締役社長:藤原 正隆、以下「大阪ガス」)と、丸紅株式会社(代表取締役社長:柿木 真澄、以下「丸紅」)は、このたび、カーボンクレジットの品質を評価するシステムに関する業務提携のための覚書を締結しました。
近年、企業などにおいては、カーボンニュートラルに関する計画を達成するための手段として、温室効果ガス(以下「GHG」)の削減努力に加えて、カーボンクレジットを活用する動きが増えています。そのため、2030年には世界で最大100兆円規模(※1)のカーボンクレジットが必要という試算もされており、今後もカーボンクレジット創出プロジェクト(以下「クレジットPJ」)の件数は増加が見込まれています。
一方で、カーボンクレジットの中には、基準に満たない低品質なものが含まれる可能性もあることから、カーボンクレジットの品質を適切に評価することは、品質リスクだけでなくグリーンウォッシュを回避するうえで非常に重要です。
本業務提携では、大阪ガスが世界に先駆けて(※2)構築(※3)したカーボンクレジット品質初期評価AIシステム(以下「本AIシステム」)を活用し、カーボンクレジットを安心して活用できる枠組みの構築を目指します。
大阪ガスは、クレジットPJの計画書を生成AIで分析し、複数の基準との整合性を評価することで、カーボンクレジットの品質を短時間で簡易チェックする本AIシステムを構築しました。本AIシステムの開発にさらに注力し、適用可能なカーボンクレジットの分野を拡大するとともに、評価精度の向上などを図ります。
丸紅は、国内外の事業者と連携してGHG削減活動や支援を行い、カーボンクレジットを創出するとともに、グローバルにカーボンクレジットのトレードを行うことで、地球規模でのGHG削減に貢献しています。本AIシステムの開発・事業展開に向けて可能性を追求し、安心して活用できるプラットフォーム形成に向けたニーズの把握や提案を行います。
大阪ガスと丸紅は、本枠組みの普及を通じて、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて貢献していきます。
(左から)丸紅 執行役員 エネルギー本部長 山﨑雅弘、大阪ガス 執行役員 事業創造本部長 夏秋英治
※1: | カーボンクレジットの世界市場レポート 2024年(株式会社グローバルインフォメーション)による |
※2: | 大阪ガス調べによる |
※3: | 生成AIを活用してカーボンクレジットの品質を評価するシステムの構築について(2024年10月発表) Webページはこちら まずはバイオ炭分野への適用が完了し、高い精度を実現していることを確認済 |
以上
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Daigasグループの「2050年脱炭素社会実現」に向けた挑戦