- アフリカ
2024年11月19日
豊田通商株式会社(以下:豊田通商)は、グループ会社で風力発電事業を行っている株式会社ユーラスエナジーホールディングス(以下:ユーラスエナジー)と共に、現在、エジプト・アラブ共和国(以下:エジプト)において、スエズ湾風力発電所Ⅱ(Gulf of Suez Wind FarmⅡ、設備容量504MW)の建設を進めています。
エジプト政府が、2030年までに再生可能エネルギー発電比率を全電源比42%とする目標を掲げる中、このたび、同国政府の政策に応える形で、654MWの風力発電所へと計画を変更し、150MWを増設することといたしました。
これにより、スエズ湾風力発電所Ⅱは、設備容量でアフリカ最大の風力発電所となり、また、今回の増設では、陸上風力において世界最大級となる1基当たり7.5MWの風力発電機を20基設置します。
同発電所は、スエズ湾沿いのガルフ・エル・ゼイト地区(Gulf of El Zayt)に位置しており、豊田通商・ユーラスエナジーほか、フランスの独立系発電事業者エンジー社(Engie S.A.)、エジプトの建設会社オラスコム・コンストラクション社(Orascom Construction PLC)の4社で事業を推進しています。2023年3月から建設を開始し、増設分も含め2025年8月(予定)の商業運転開始後は、エジプト送電公社(Egyptian Electricity Transmission Company)へ25年間にわたり売電する計画です。
同地区ではすでに、スエズ湾風力発電所Ⅰ(Gulf of Suez Wind FarmⅠ、設備容量262.5MW、2019年10月商業運転開始)を運営しており、スエズ湾風力発電所Ⅱは、豊田通商グループがアフリカで建設・運営する2例目の風力発電所です。完成後は、両発電所合わせて916.5MWの風力発電所を運営することで、エジプトの再生可能エネルギー電源の拡大および経済発展に貢献していきます。
事業概要
発電所名 | スエズ湾風力発電所Ⅰ (Gulf of Suez Wind FarmⅠ) | スエズ湾風力発電所Ⅱ (Gulf of Suez Wind FarmⅡ) |
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事業会社名 | ラス・ガレブ・ウインド・エナジー社 (Ras Ghareb Wind Energy SAE) | レッド・シー・ウインド・エナジー社 (Red Sea Wind Energy SAE) |
所在地 | エジプト・アラブ共和国 ガルフ・エル・ゼイト地区 | |
事業内容 | 風力発電および売電事業 | |
出資比率 | 豊田通商グループ 40% (豊田通商30%、ユーラスエナジー10%) エンジー社 40% オラスコム・コンストラクション社 20% | 豊田通商グループ 40% (豊田通商20%、ユーラスエナジー20%) エンジー社 35% オラスコム・コンストラクション社 25% |
設備容量 | 262.5MW(2.1MWx125基) | 654MW 従来計画分:504MW(6MWx84基) 増設分 :150MW(7.5MWx20基) |
売電先 | エジプト送電公社(Egyptian Electricity Transmission Company) | |
総事業費 | 約4億米ドル | 約7億9,000万米ドル (増設分の1億3,000万米ドルを含む) |
融資銀行団 | 株式会社国際協力銀行 株式会社日本貿易保険 株式会社三井住友銀行 ソシエテ・ジェネラル銀行(フランス) | 株式会社国際協力銀行 株式会社日本貿易保険 株式会社三井住友銀行 農林中央金庫 ソシエテ・ジェネラル銀行(フランス) 欧州復興開発銀行 |
商業運転開始時期 | 2019年10月 | 2025年8月(予定) |
本件に関連する当社サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)
<社会課題の解決と会社の成長を両立する最重要課題>
<当社のこれまでの取り組み>
・2019年12月6日発表:エジプト初の風力発電IPP事業で竣工式開催
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・2023年3月6日発表:エジプトで2件目の風力発電IPP事業に参画
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