ファインデックス<3649>は18日、子会社のフィッティングクラウドが提供する、生成AIを活用した医療文章生成ソリューション「CocktailAI」がGoogle Cloud主催「Generative AI Summit Tokyo '24 Fall」のピッチコンテスト「第2回生成AI Innovation Awards」で優秀賞を受賞したと発表した。
同イベントでは、ビジネスの成長やイノベーションを加速させるためのツールである「Gemini」、そして「Vertex AI」について、顧客の事例を中心に具体的な活用方法を紹介した。
「CocktailAI」は、電子カルテ内の情報をもとに、退院時サマリや診療情報提供書で用いる文章を生成する。テンプレートを利用していることが特徴で、この仕組みについては、特許を出願中である。生成AIが作成した文言と、元となった診療録を対比させ表示することができ、医師はAIが生成した文言の根拠を容易に確認できる。「CocktailAI」は、その革新性と実用性が高く評価された。この受賞を通じて、フィッティングクラウドのAI技術がさらに広く認知されることが期待される。
「CocktailAI」は、同社が提供する文書作成システム「DocuMaker」と組み合わせて利用可能であり、将来的には他社製品への組み込みや、クリニック向け電子カルテ「REMORA」との連携を進めることで、多くの医療機関に導入し、医師の負担軽減に貢献することを目指す。