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東証グロ-ス指数は小幅安、買い戻し限定的で方向感乏しい

Fisco ·  11/20 15:50

東証グロース市場指数 808.58 -0.06/出来高 2億3271万株/売買代金 1290億円

東証グロース市場250指数 631.16 -0.05/出来高 1億1044万株/売買代金 952億円

本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数は小幅安、値上がり銘柄数は248、値下り銘柄数は293、変わらずは45。

本日のグロース市場は上値の重い展開となった。前日19日の米国市場のダウ平均は4日続落。ウクライナ・ロシア戦争の深刻化懸念に売りが加速した。低調な住宅着工件数を受けて成長懸念も浮上しダウは続落し終日軟調に推移。一方、ナスダックは半導体エヌビディア(NVDA)の決算への期待や長期金利の低下で上昇に転じ、終盤にかけ上げ幅を拡大した。

まちまちで終了した米株市場を横目に、東証グロース市場指数は続伸してスタート。朝方に上げ幅を広げたが、即座に買い一巡感が台頭すると、その後はじりじりと上げ幅を縮小した。後場以降は前日終値付近でもみ合う展開が続いて、結果的に小幅安で取引を終了した。トランプ次期政権の動向による米中関係の緊張を警戒するなか、引き続き今晩のエヌビディア決算発表を前に様子見姿勢は強まっており、積極的な売買は手控えられた。ただ、出遅れ感のある内需株が多い新興株は材料が出た銘柄への物色が活発だった。

個別では、前日急騰の反動で利益確定売りが優勢となったアジャイル<6573>が14%安で値下がり率トップに、直近高値圏で推移していたHENNGE<4475>が利食い売り優勢から9%安となった。また、直近軟調推移が続いているベースフード<2936>が6%安となった。時価総額上位銘柄では、ライフネット<7157>やGENDA<9166>などが軟調に推移、値下り率上位には、コンヴァノ<6574>、T.S.I<7362>、フィスコ<3807>などが顔を出した。

一方、株主優待導入で200株以上保有の株主に1万円相当のポイント贈呈を発表したキューブ<7112>が18%高のストップ高で値上がり率トップに、AI技術を活用した不動産マッチング事業を開始したオルツ<260A>が17%高のストップ高となった。また、臨床関連の申請資料の一部を提出するとともにPMDAから追加質問事項を受け取ったと発表したクオリプス<4894>が16%高となった。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やカバー<5253>などが堅調に推移、値上がり率上位には、セルシード<7776>、Schoo<264A>、レジル<176A>などが顔を出した。

一方、東証グロース市場Core指数では、ライフネット、GENDA、ジーエヌアイグループ<2160>などが下落した。


[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]

・値上がり率上位10位

コード銘柄現値前日比前比率
17112キューブ5198018.22
2260Aオルツ67310017.45
34894クオリプス497570016.37
47776セルシード5758016.16
5264ASchoo111215015.59
64576DWTI1121515.46
7176Aレジル18001438.63
85587インバウンドPF810608.00
9215Aタイミー1135827.79
104882ペルセウス672447.01

・値下がり率上位10位

コード銘柄現値前日比前比率
16573アジャイル105-18-14.63
27083AHCグループ1199-161-11.84
34475HENNGE1460-150-9.32
47699OPS642-50-7.23
52936ベースフード411-30-6.80
66574コンヴァノ2052-148-6.73
77362T.S.I937-63-6.30
83807フィスコ135-9-6.25
94256サインド1180-78-6.20
104376くふうカンパニー212-12-5.36
これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。 更に詳しい情報
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