2024年11月21日
川崎汽船株式会社
川崎汽船株式会社（以下、「当社」）はこのほど、当社が群馬県沼田市に所有する山林において、森林保全活動を実施しました。この活動は、利根沼田森林組合（群馬県利根郡川場村、以下「森林組合」）の協力の下、以前より里山保全活動で協力関係にあったNPO法人千葉大学環境ISO学生委員会（以下、「千葉大学環境ISO学生委員会」）との協働で、2023年11月より実施しているもので、今回が2回目となります。
2024年11月9日に実施された今回の活動には、当社と千葉大学環境ISO学生委員会から合計14名が参加し、森林組合による指導・助言の下、草刈りなどの土壌整備や植樹を行いました。なお、植樹にあたっては、従来から当地にあった樹種を選定しています。
当社グループの事業は、海洋を始めとした自然資本に依存する事業であり、気候変動問題のみならず、海洋や陸上における生物多様性保全への取り組みは、当社の事業活動において重要なテーマの一つと捉えています。当社の2050年に向けた環境に関わる長期指針である「“K” LINE環境ビジョン2050」（注１）においても、「環境影響の限りないゼロ化」を目標として掲げ、生態系保護の取り組みを進めています。
また、当社は2023年にTNFDフォーラムへも参画、TNFDフレームワークに基づく自然関連リスクおよび機会の自己評価について情報開示を行いました。(注２）
今回の森林保全活動は、生物多様性保全のみならず、森林によるCO2吸収という気候変動対策にも資する活動と位置付けており、自然資本と気候変動との包括的な理解のもと、持続可能な未来の構築に向けて、今後も継続的に取り組みを進めていきます。
（注１）「“K”LINE 環境ビジョン 2050 ～青い海を明日へつなぐ～」
【参考リリース】
（注２）2023年10月17日付：「TNFDフレームワークに基づく情報開示」の件
2023年11月13日付：自然関連財務情報開示タスクフォース（TNFD）フォーラムへ参画
（当社所有の山林全景）
