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東証グロ-ス指数は反発、新興株に幕間つなぎの物色向かう

Fisco ·  11/21 03:09

東証グロース市場指数 814.79 +6.21/出来高 2億504万株/売買代金 1134億円

東証グロース市場250指数 635.64 +4.48/出来高 9061万株/売買代金 857億円

本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数は反発、値上がり銘柄数は323、値下り銘柄数は216、変わらずは48。

本日のグロース市場は堅調な展開となった。前日20日の米国市場のダウ平均は反発。ウクライナがロシア領内に英国製の長距離ミサイルを発射したとの報道で地政学的リスクの存続が警戒された。また、長期金利の上昇を嫌気した売りに続落した。ただ、相場をけん引するとして動向が注目される半導体のエヌビディアの決算発表を取引終了後に控えダウは終盤にかけて買い戻され、上昇に転じた。

まちまちで終了した米株市場を横目に、東証グロース市場指数は反発してスタート。朝方に高値を付けると、その後はプラス圏で横ばい推移となった。エヌビディアの決算発表や時間外取引の動向を受けて、プライム市場の半導体関連の一角が下げ幅を広げたことから日経平均はマイナス圏で推移していたが、新興市場では時価総額上位銘柄中心に堅調に推移した。外部環境に左右されにくい、出遅れ感のある内需株が多い新興株へ幕間つなぎの物色が広がった可能性がある。

個別では、旭化成ファーマとの間で独占的ライセンス契約を締結したカイオム<4583>が50%高のストップ高で値上がり率トップに、AI技術領域に特化した子会社の設立を発表したBTM<5247>が23%高のストップ高となった。また、株主優待制度を導入すると発表して買い優勢の展開が続いたキューブ<7112>が19%高となった。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やGENDA<9166>などが堅調に推移、値上がり率上位には、マーキュリー<5025>、クオリプス<4894>、エフ・コード<9211>などが顔を出した。

一方、直近大幅に上昇していたkubell<4448>が利食い売り優勢から17%安で値下がり率トップに、直近軟調に推移しているispace<9348>が9%安となった。また、直近上昇していたアクリート<4395>が利食い売り優勢となり8%安となった。時価総額上位銘柄では、ライフネット<7157>やインテグラル<5842>などが軟調に推移、値下り率上位には、GMOフィナンシャルゲート<4051>、THECOO<4255>、Schoo<264A>などが顔を出した。

東証グロース市場Core指数では、カバー<5253>、GENDA、フリー<4478>などが上昇した。


[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]

・値上がり率上位10位

コード銘柄現値前日比前比率
14583カイオム1505050.00
24833Defcon1093037.97
370742473008036.36
45247BTM156730023.68
57112キューブ61910019.27
65025マーキュリー78310014.64
74894クオリプス568070514.17
89211エフ・コード138914211.39
94055ティアンドエスG195619611.14
104175coly148114711.02

・値下がり率上位10位

コード銘柄現値前日比前比率
14448kubell609-133-17.92
29348ispace519-57-9.90
34395アクリート759-71-8.55
44051GMO-FG6920-610-8.10
54255THECOO683-57-7.70
64576DWTI104-8-7.14
7264ASchoo1042-70-6.29
82934Jフロンティア2097-134-6.01
94425Kudan1519-86-5.36
109236ジャパンM&A1014-57-5.32
これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。 更に詳しい情報
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