$東京地下鉄 (9023.JP)$ が3日ぶり反発。ブルームバーグ通信は22日、同社が不動産運営などの非鉄道分野を事業の柱の一つとし、企業の合併・買収(M&A)や資本提携を視野に成長を加速させたい考えだと報じた。
記事によると、山村明義社長は20日のインタビューで、鉄道事業を軸にしながらも不動産や流通などの非鉄道分野は「強化していかなければいけない」と言及したという。経営資源をこの分野での「M&Aや出資に振り向けていきたい」と述べたもよう。上場したことで企業としての信頼が高まり、多くの企業とビジネスについての対話が深まっていることも、戦略を後押ししているという。
山村社長は今後、年間1000億円程度の設備投資額のうち、約3割を成長投資に振り向け、その大部分は新規の不動産物件の取得に充てたいと説明。組成したリートに物件を売却し、売却益と自己資金で大型物件を購入するというモデルで不動産事業を拡大する方針だという。具体的には、駅ビルやオフィスの開発に意欲を示したとしている。