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東証グロ-ス指数は小幅安、売り買い交錯で冴えない値動き

Fisco ·  11/22 15:50

東証グロース市場指数 814.57 -0.22/出来高 2億7140万株/売買代金 1291億円

東証グロース市場250指数 634.81 -0.83/出来高 1億1525万株/売買代金 891億円

本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数は小幅安、値上がり銘柄数は272、値下り銘柄数は269、変わらずは49。

本日のグロース市場は売り買いが交錯する展開となった。前日21日の米国市場は堅調に推移した。地政学的リスク懸念が緩和したほか、シカゴ連銀のグールズビー総裁が来年の金利が「現状を下回るだろう」との考えを示すと、金利先安感に買われて相場を押し上げた。ナスダックは長期金利の上昇が重しとなり伸び悩んだが半導体のエヌビディアの決算を好感した買いが下支えとなり、かろうじてプラス圏を維持した。

主要株価指数がそろって上昇した米株市場を横目に、東証グロース市場指数は続伸してスタート。ただ、即座に切り返して上げ幅を縮小するとマイナス圏に転落、前場中ごろには再度買いが広がりプラス圏に浮上した。その後は売り買いが交錯して前日終値付近でもみ合う展開となり、小幅安で取引を終了した。米株高が国内の個人投資家にポジティブに働いて朝方は買いが向かったが、前日新興株へ幕間つなぎの物色が広がった可能性があり、本日は冴えなかった。国内外で長期金利の先高観が強まっていることも新興株を積極的に手掛けにくい要因となっている。

個別では、前日から売り優勢の展開が続いているアジャイル<6573>が12%安に、直近大幅高となっていたHmcomm<265A>が利食い売り優勢から9%安となった。また、前日に急騰したクオリプス<4894>が戻り売り優勢となり8%安となった。時価総額上位銘柄では、GENDA<9166>やカバー<5253>などが軟調に推移、値下り率上位には、Finatext<4419>、グロースエクスパートナーズ<244A>、かっこ<4166>などが顔を出した。

一方、AI用高性能サーバーの輸入販売等を行う新事業開始を発表したHOUSEI<5035>が20%高のストップ高で値上がり率トップに、配当方針の変更及び配当予想の修正(初配当)を発表したFフォースG<7068>が17%高のストップ高となった。また、25年3月期通期業績予想の上方修正を発表したUNITED<2497>が5%高となった。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やインテグラル<5842>などが堅調に推移、値上がり率上位には、カイオム<4583>、オルツ<260A>、ソレイジア・ファーマ<4597>などが顔を出した。

東証グロース市場Core指数では、カバー、GENDA、ライフネット<7157>などが下落した。


[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]

・値上がり率上位10位

コード銘柄現値前日比前比率
15035HOUSEI4708020.51
24583カイオム1803020.00
37068FフォースG5328017.70
47362T.S.I105915016.50
5260Aオルツ75910015.17
64597ソレイジア50613.64
74772ストリームM1311411.97
8190AChordia2492611.66
9264ASchoo116312111.61
107320Solvvy367035510.71

・値下がり率上位10位

コード銘柄現値前日比前比率
14833Defcon95-14-12.84
26573アジャイル98-14-12.50
3265Aエイチエムコム1404-149-9.59
44894クオリプス5180-500-8.80
54419Finatext960-75-7.25
6244Aグロースエクスパ2280-173-7.05
74166かっこ714-54-7.03
8269ASapeet3210-235-6.82
97074247280-20-6.67
104316ビーマップ407-29-6.65
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