プレスリリース
米国法人Japan NuScale Innovation, LLCの持分取得を完了
2024年11月25日
中部電力株式会社
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当社は、米国の小型モジュール炉(以下「SMR(注1)」)開発企業であるNuScale Power(以下「NuScale」)へ出資することとし、発行済株式の一部をJapan NuScale Innovation, LLC(以下「JNI(注2)」)を通じて保有する株式会社国際協力銀行と持分譲渡契約を締結しました(2023年9月7日お知らせ済み)。
その後、規制当局の承認を経て、本日、JNIの持分取得を完了しました。
NuScaleは、2007年に米国オレゴン州ポートランドに設立されたスタートアップ企業です。同社が開発中のSMRは、米国原子力規制委員会(以下「NRC(注3)」)の設計認証を得ており、米国内のSMRの中で最も審査が進んでいます。
NuScaleの将来の事業拡大により、当社の収益基盤の確保・拡大を目指すとともに、 将来に向けて脱炭素社会の実現に不可欠な原子力発電の持続的な活用に向けたあらゆる選択肢を確保していくことが重要であると考えています。
このような次世代技術の社会実装を推進することで当社の企業価値の向上を目指してまいります。
(注1)Small Modular Reactor
原子炉1基ごとの出力を小さくすることで、原子炉の冷却を容易にし、安全性を高めた原子炉。あらかじめ工場でユニット(モジュール)を製造・組み立て、トラックなどで運搬し建設地で据え付けることで、工期短縮や建設コスト、リスク削減が可能。
(注2)NuScaleに出資するために設立された特別目的会社
(注3)Nuclear Regulatory Commission
以上