金吾財訊 | 招銀国際は、周大福(01929)が上半期の業績を発表し、収入は前年同期比20.4%減少し、マーケットの一致予想に沿った。当期純利益は前年同期比44.4%減少し、一致予想を20%下回った。これは主に消費関連の疲弱な感情や金価格の上昇による金貸付の公正価値損失が原因である。同社は1株当たり0.2香港ドルの配当を基に、200億香港ドル規模の自社株買い計画も発表した。
会社は FY25E の収入が中双位数の減少を見込んでおり、粗利率の上昇が SG&A 費用率の上昇に一部を相殺され、運営利益率は1.5〜3ポイント上昇する見込みである。同行は収入予測を15%から20%引き下げ、2025/2026/2027財年の収入はそれぞれ前年同期比-16.2%、-2.4%、+3.2%になると見込んでいる。現在の国際環境の不確実性が金価格の持続的な変動を引き起こす可能性を考慮し、下半期において金貸付の公正価値損失は継続する見込みである。そのため、同行は当期純利益の予測を20%から30%引き下げ、2025/2026/2027財年の当期純利益はそれぞれ前年同期比-23.2%、+28.1%、+6.8%で、50億香港ドル、63億香港ドル、68億香港ドルに達する見込みである。
当期純利益の予想が減少したことを受け、同行は「買い」評価を維持するが、目標株価を31%引き下げて10.0香港ドルとした。同行の新しい目標株価は2025財年予想 per の20倍に相当し、比較対象の同行の長期平均水準と一致する。