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東証グロース市場指数は小反落、後場は相対的に主力市場優位

Fisco ·  12/02 00:26

東証グロース市場指数 820.95 -3.23 /出来高2億1988万株/売買代金1466億円

東証グロース市場250指数 641.72 -2.25 /出来高1億3308万株/売買代金1140億円

本日のグロース市場では、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数は揃って小反落。値上がり銘柄数は231、値下り銘柄数は320、変わらずは44。

11月29日の米国市場でダウ平均は188.59ドル高の44910.65ドル、ナスダックは157.69ポイント高の19218.17で取引を終了。関税策を巡りトランプ次期大統領とカナダ、メキシコ首脳が建設的な対話をしたことが明らかになり、投資家心理の改善から買われ寄り付き後、上昇。ブラックフライデーで売上が過去最高規模に達するとの楽観的見方や年末商戦に向けた期待も手伝い小売セクター中心に買われ、相場全体を押し上げた。長期金利の低下を好感し、ハイテクも強く相場は終日堅調に推移、ダウは過去最高値を更新。

東証グロース市場指数は前週末終値水準から始まったが、その後即座にマイナス転換する動きに。一方、820pt割れの水準では底堅さを見せ、中頃から日経平均の動きに連動する形で下げ幅を縮小し、小幅にプラス圏を回復して前場を終えた。後場は再びマイナスに転じて始まると、相対的に主力市場優位となったこともあり、前週末終値を挟んでの方向感に欠ける展開が続き、大引けにかけてはやや下げ幅を広げて終えている。

個別では、35.62%安となった日本電解<5759>が下落率トップに。12月28日付で上場廃止となるなか、売りが続く。カバー<5253>はタレントの活動終了発表が嫌気され、QPS研究所<5595>は前週末に急騰した反動、カイオム<4583>は信用取引規制で、それぞれ大幅安に。売買代金上位銘柄では、オルツ<260A>、プレイド<4165>などが下落。その他値下がり率上位銘柄では、ジェイフロンティア<2934>、フーバーブレイン<3927>、データホライゾン<3628>などがランクイン。

一方、22.18%高となったBTM<5247>が上昇率トップに。ACNホールディングスとの資本業務提携が材料視されたZUU<4387>、三菱UFJ銀行が完全子会社化を目的に株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表したことで、TOB価格にサヤ寄せする動きになったウェルスナビ<7342>がそれぞれストップ高。直近IPOのグロービング<277A>も買われた。売買代金上位銘柄では、テラドローン<278A>、ヘッドウォータース<4011>などが上昇。その他値上がり率上位銘柄では、インバウンドPF<5587>、ククレブ<276A>、夢展望<3185>などがランクイン。

なお、東証グロース市場Core指数の構成銘柄では、フリー<4478>、シーユーシー<9158>などが上昇した一方、セーフィー<4375>などが下落。


[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]

・値上がり率上位10位

コード銘柄現値前日比前比率
15247BTM275450022.18
27342ウェルスナビ165830022.09
34011ヘッドウォータ12510219021.22
4277Aグロービング6760100017.36
55587インバウンドPF94712214.79
64387ZUU78610014.58
7276Aククレブ130016214.24
83185夢展望1401713.82
93195ジェネパ2932810.57
106577ベストワン30852508.82

・値下がり率上位10位

コード銘柄現値前日比前比率
15759日本電解47-26-35.62
22934Jフロンティア1542-270-14.90
35253カバー2305-353-13.28
45595QPS研究所1400-170-10.83
53927F-ブレイン714-78-9.85
64583カイオム188-19-9.18
73628データHR413-41-9.03
8186Aアストロスケール803-69-7.91
96579ログリー370-30-7.50
102586フルッタ178-14-7.29
これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。 更に詳しい情報
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