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前場コメント No.9 住信SBIネ、TOPPANHD、大和ハウス、東映、KaizenPF、エーザイ、J・TEC

Trader's Web ·  2024/12/05 10:30

★10:38  住信SBI-続落 住宅ローン借り入れ上限を引き上げへ 2億円→3億円

住信SBIネット銀行<7163.T>が続落。同社は4日、2025年2月より住宅ローンの借り入れ上限金額を3億円に引き上げると発表した。

従来の借り入れ上限は2億円だった。団体信用生命保険の保障限度額についても3億円に引き上げる。近年の住宅価格の高騰などの市場動向を踏まえ、多様なニーズに対応するため住宅ローンの商品性を見直したとしている。

なお、株価は先週から買収観測報道で急上昇していたこともあり、本日は売りが優勢となっている。

★10:54  TOPPANHD-反発 データに基づく効率的なフィールドセールスサービスの提供開始

TOPPANホールディングス<7911.T>が反発。同社は5日10時01分、グループ会社のTOPPANが、メーカーが商品の取り扱い店舗を訪問して行う販促施策であるフィールドセールスに店舗ごとの来店・購買傾向の分析データを突合し、スタッフの最適配置による効率化を実現する「データドリブン型フィールドセールスサービス」を同日より提供開始すると発表した。

同サービスは、TOPPANと協業するunerry<5034.T>が保有する店舗単位での人流データと、メーカーなどが保有する購買データを活用。店舗ごとの来店・購買傾向をAIを用いて可視化して作成した店舗カルテを基に、スタッフの最適配置から店舗マーケティング施策まで一気通貫で行うという。データに基づいた訪問店舗の選択と集中を通じて、メーカーにおける店舗売上の最大化を支援するとしている。

★11:02  大和ハウス-MSMUFGが目標株価引き上げ 安定感のある利益回復を予想

大和ハウス工業<1925.T>が反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、国内の請け負い好調により安定感のある利益回復を予想。投資判断は「Equal-weight」を継続し、目標株価を4400円→4800円に引き上げた。

MSMUFGでは、賃貸住宅、商業施設、事業施設の請け負い・分譲が緩やかに回復基調であり、来期以降の増益ドライバーになると考えている。27.3期の中計の営業利益目標5000億円の達成は開発物件売却益の計上次第で可能と考えるが、海外の不動産売買市場の動向、会社側の方針などを見極めたいとしている。

★11:07  東映-MSMUFGが目標株価を引き上げ 主力の特撮・アニメ作品が牽引する収益成長局面入りを想定

東映<9605.T>が堅調。モルガン・スタンレーMUFG証券では、光ファイバー・ケーブルに競争優位性ありと指摘。投資判断は「Equal-weight」を継続し、目標株価を4100円から5900円に引き上げた。

モルガン・スタンレーでは、今後、主力の特撮・アニメ作品が牽引する収益成長局面に入ると想定している。利益増額の主因は、映像関連(国内外の版権・映像販売好調)と催事関連(イベント販売好調)の売上高予想を増額したためという。一方、コロナ契機に巣ごもり娯楽需要拡大による顧客基盤の拡大から収益力は強化進展しているが、株価には織り込み済みとし、投資判断はEqual-weightを継続した。

★11:07  カイゼンPF-急伸 アピリッツと生成AI活用で協業

Kaizen Platform<4170.T>が急伸。同社は5日11時、グループ会社のディーゼロとともにアピリッツ<4174.T>と協業し、ウェブサイトに投稿された口コミ・レビューデータへの生成AIを活用した「自動検閲機能」を開発したと発表した。

実証実験の結果、口コミデータのうち約75%が自動検閲結果として運用基準を満たし、定常的な運営コストの削減を実現したとしている。

★11:09  エーザイ-続落 レカネマブがメキシコで早期アルツハイマー病治療剤として承認取得

エーザイ<4523.T>が続落。同社は5日、ヒト化抗ヒト可溶性アミロイドβ(Aβ)凝集体モノクローナル抗体「レケンビ」(一般名:レカネマブ)について、メキシコの規制当局である連邦衛生リスク対策委員会より、新薬承認を取得したと発表した。メキシコにおける「レケンビ」の適応は早期アルツハイマー病(AD)の治療だという。

今回の承認は、同社が実施した大規模グローバル臨床第3相試験であるClarity AD 試験のデ

ータに基づくものであり、同試験において「レケンビ」は主要評価項目ならびに全ての重要な副次評価項目を統計学的に有意な結果をもって達成したという。

「レケンビ」について、同社は、開発および薬事申請をグローバルに主導し、同社の最終意思決定権のもとで、同社とバイオジェン(米国)が共同商業化・共同販促を行う。メキシコにおいては、両社が共同商業化および共同販促を行うとしている。

なお、株価への好影響は限定的となっている。

★11:10  J・TEC-8日ぶり反発 シスメックスと再生細胞医療における製造機能高度化に向け基本合意

ジャパン・ティッシュエンジニアリング<7774.T>が8日ぶり反発。同社は5日11時、シスメックス<6869.T>と、再生細胞医療の産業化の加速と持続可能性の向上に貢献するために、革新的技術による再生医療等製品の製造機能の高度化(機械化や自動化)をめざすことについて、2024年12月3日に基本合意書を締結したと発表した。

両社は、双方の強みを起点としたオープンイノベーションにより、再生細胞医療産業の重要な課題である再生医療等製品の製造機能の機械化や自動化を実現することを通じて、日本の持続可能な再生細胞医療産業の発展に貢献するとしている。

これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。 更に詳しい情報
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