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東証グロース市場指数は反発、材料株などに物色散見

Fisco ·  12/09 15:52

東証グロース市場指数 821.83 +10.73 /出来高1億8251万株/売買代金999億円

東証グロース市場250指数 642.81 +8.78 /出来高8097万株/売買代金702億円

本日のグロース市場では、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数は反発。値上がり銘柄数は353、値下り銘柄数は198、変わらずは42。

6日の米国市場でダウ平均は123.19ドル安の44642.52ドル、ナスダックは159.05ポイント高の19859.77で取引を終了。雇用統計を受けて12月連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ期待が高まり、寄り付き後、上昇。その後、数人の連邦準備制度理事会(FRB)高官が利下げに慎重な姿勢を示したため、利下げペース減速の思惑が強まり、相場は伸び悩んだ。ダウは管理医療会社ユナイテッドへルス(UNH)が重しとなり、下落に転じ軟調に推移。一方、ナスダックは早期利下げ期待が支援し、連日で過去最高値を更新。

東証グロース市場指数は上昇して始まった後、前場終盤にかけてじりじりと上げ幅を拡大。日経平均が後場にやや弱い動きとなった一方、東証グロース市場指数はきょうの高値水準でのもみ合いを続け、相対的に終日強い展開だった。

個別では、29.03%高となったフィスコ<3807>が上昇率トップに。第3四半期決算が材料視されたトラースOP<6696>、11月の月次業績が好感されたyutori<5892>、個人投資家の関心が向かったエルテス<3967>などがそれぞれ大幅に上昇。売買代金上位銘柄では、カバー<5253>、カイオム<4583>などが上昇。その他値上がり率上位銘柄では、GreenB<3913>、ジィ・シィ企画<4073>、シノプス<4428>などがランクイン。

一方、12.94%安となったテラドローン<278A>が下落率トップに。テラドローンと同じく直近IPO銘柄のTMH<280A>やグロービング<277A>なども売りに押された。売買代金上位銘柄では、タイミー<215A>、QPS研究所<5595>などが下落。その他値下がり率上位銘柄では、データセク<3905>、フルッタフルッタ<2586>、BUYSELL<7685>などがランクイン。

なお、東証グロース市場Core指数の構成銘柄では、フリー<4478>、シーユーシー<9158>、セーフィー<4375>、弁護士ドットコム<6027>などが上昇。


[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]

・値上がり率上位10位

コード銘柄現値前日比前比率
13807フィスコ1603629.03
23913GreenBee69110016.92
34073ジィ・シィ企画77210014.88
44428シノプス91710613.07
56696トラースOP4024512.61
64583カイオム2272411.82
75892yutori22412029.91
8155A情報戦略589509.28
95139オープンワーク764578.06
103967エルテス718537.97

・値下がり率上位10位

コード銘柄現値前日比前比率
1278Aテラドローン1863-277-12.94
2280ATMH1571-148-8.61
33905データセク745-63-7.80
4277Aグロービング6230-470-7.01
52586フルッタ136-9-6.21
67685BUYSELL5580-320-5.42
75759日本電解70-4-5.41
84892サイフューズ501-27-5.11
95599S&J842-42-4.75
104894クオリプス4670-230-4.69
これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。 更に詳しい情報
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