金吾財訊 | 交銀国際はリサーチレポートを発表し、時価総額で見ると、置富産業信託(00778)は現在香港証券取引所に上場する第3の不動産投資信託基金であると指摘しています。2024年上半期までに、置富産業信託は香港を中心とした約300万平方フィートのリテール投資ポートフォリオを所有しており、72%を超えるテナントが日常必需品業種に属しています。
同行は、置富産業信託が複数の投資優位性と株価を推進する要因を持つと考えており、安定した利益見通し、低評価、更なる利下げ、及び潜在的な上海・深セン・香港相互通の導入がREITSの評価に寄与するとしています。また、同行は置富産業信託の賃貸収入見通しは基本的に安定を保つことができると予想しています。一方で、現在の株価は2025年の配当利回り9.4%に対応しており、この配当利回りは10年物米国国債の満期利回りとの差が長期的な水準より約1.1の標準偏差低いとされています。同行は現在の評価が長期平均を大きく下回っており、香港リテールマーケットの大部分の懸念を反映していると考えています。高金利は2024年の利益に依然としてネガティブな影響を与えるでしょうが、同行は2025年から恒常的な利下げの下で一単位当たりの配当が復活し成長することを予想しています。同行は、2024年、2025年、2026年の各年の一単位当たりの配当が前年比で-10.0%/3.8%/4.1%の成長を見込み、配当はそれぞれ36.34/37.71/39.26香港セントに達すると予想しています。
置富産業信託を初めてカバーし、買い評価を与えます。DDMモデルに基づいて得られた公正価格に30%の流動性ディスカウントを加え、目標株価を5.86香港ドルと算出しました。