金吾財訊 | 中泰国際がリサーチレポートを発表し、11月末時点で信義光能(00968)は九条の太陽電池用ガラス生産ラインを累計冷修し、日産能力は合計7,000トン(上半期2,000トン、下半期5,000トン)となっています。その中で上半期に冷修された二条の1,000トン生産ラインは工程は完了しましたが、未だ再点火投産されておらず、残りの冷修工程は依然として進行中です。新たな産能力については、今年、同社は六条の太陽電池用ガラス生産ラインの建設を完了しました。その中で(1)マレーシアの二条1,200トンは6月及び8月に点火投産され、(2)安徽省芜湖の二条1,000トンもすでに3月に点火投産されています。(3)残る芜湖の二条1,000トンは当初の計画通りに投産されていません。同社は、今年冷修された四条の1,000トン及び一条の900トン生産ライン、また新たに建設された芜湖生産ラインを、マーケット及び同社自身の状況に応じて、今後適時に点火投産する計画です。
その行は、下半期の太陽電池用ガラス価格の下落が続いていると述べています。12月11日時点で、太陽電池用ガラス(3.2mmコーティング)のマーケット平均価格は19.25元/平方メートルで、年初及び9月末の26.5元及び21.25元と比べ、27.4%及び9.4%下落しています。それでも、最近の原材料の純炭酸ナトリウム及び燃料の天然ガス価格の下落は、ガラスの値下げが同社の利益に与える影響を軽減する助けになっています。
その行は、FY24-26の株主当期純利益予測をそれぞれ16.9%、24.4%、28.2%引き下げ、29.8億、32.4億、35.8億香港ドルとしました。FY24の利益は前年同月比で28.9%下落しますが、FY25-26はそれぞれ前年同月比で8.9%及び10.5%反発します。同社の生産ラインの投産調整は短期的な収益に影響を与えることは間違いありませんが、マーケット供給の過剰問題を和らげ、業種の中期的な復活に寄与します。その行はFY25の目標PERを8.0倍から9.0倍に引き上げて最近のマクロリスクの安定を反映し、目標株価を3.85香港ドルから3.22香港ドルに下方修正し、0.5%の下落余地に相当します。「中立」評価を維持します。