公益財団法人 島津科学技術振興財団(理事長 榊 裕之)は12月6日に開催した当財団理事会において、2024年度 島津賞受賞者1名、島津奨励賞受賞者3名、および研究開発助成金受領者(領域全般20名、新分野3名)を決定しましたのでお知らせいたします。
当財団は、科学技術に関する研究開発の助成および振興を図る目的で1980年に島津製作所の拠出資金により設立され、2012年4月に公益財団法人に移行しました。基本財産は約30億円です。
島津賞は、『科学技術、主として科学計測に係る領域で、基礎的研究および応用・実用化研究において、著しい成果をあげた功労者』を表彰するものです。
島津奨励賞は2018年度に創設された顕彰事業であり、『科学技術、主として科学計測に係る領域で、基礎的研究および応用・実用化研究において独創的成果をあげ、かつその研究の発展が期待される45歳以下の研究者』を表彰するものです。
また研究開発助成は、『主として科学計測に係る科学技術領域と新分野で、独創的研究を対象とし、国内の研究機関に所属する45歳以下の研究者』を助成するもので、 当財団では、“主として科学計測に係る科学技術領域”を【領域全般】と称しています。また【新分野】は、財団が毎年テーマを指定しており、今年度は『先進情報技術の研究分野、または先進情報技術やデータサイエンスを用いて科学的課題解決を目指す研究分野』をテーマとして募集しました。
今年度は、領域全般で20件、新分野で3件の総計23件を選出しました。採択となった研究は、いずれも先端技術に関するもので、今後その成果・発展が期待されます。