2024年12月19日
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廃プラスチックと廃木材を融合した循環型素材「レビア」量産化をスタート
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「レビア」は、これまで再資源化が困難とされ、焼却や埋め立てによって処理せざるを得なかった複合プラスチックをはじめとするほぼすべての種類の廃プラスチックと、廃木材を融合した循環型素材です。従来は焼却・熱回収されていた資源を再利用する技術により、「レビア」1tあたり約80%のCO₂排出量の削減※につながります。2023年1月に「レビア」製品第一弾となる舗装材「レビアペイブ」の発売を開始して以来、多くのビジネスユーザーさまにその環境へのインパクトと意匠性が評価され、商業施設・オフィス・教育施設などさまざまな場所での採用が進んでいます。
※ レビア1tの製造工程で排出されるCO₂排出量と、同量のレビアに使われる廃プラスチックや廃木材が焼却処理された場合のCO₂排出量を比較
今回、レビアの量産体制を確立した久居工場は、長年サッシ生産を担っており、高度な樹脂押出技術を有しています。また、廃プラスチックの調達においても、廃プラスチックの量が関東圏に続き2番目に多い中部圏に位置しています。樹脂押出技術の専門性、ならびに廃プラスチックの調達において適した久居工場での生産開始により、安定した品質と量産化の実現、さらなる新商品技術開発のスピードアップにつなげていきます。
今回導入したレビア生産設備は、再資源化困難な廃プラスチックを微粉砕する工程と、押出成形をする工程を行う設備です。
LIXIL Housing Technology revia事業部長の宍戸弘昭は次のようにコメントしています。
「廃プラスチックという社会課題に取り組む『レビア』は、多くの場所で使われてこそ、本来の目的である環境負荷低減に貢献することができます。発売から2年あまり経ち、すでにさまざまな場所でご採用いただいておりますが、今後さらなる拡販を目指して久居工場における量産体制をスタートします。舗装材『レビアペイブ』をはじめとした建材での活用はもちろんのこと、幅広い製品ラインアップの拡充と、さらなるインパクトの創出に向けて、使用後のプラスチックの調達から、再資源化し、生産、販売、施工、再度回収するまでの、より強固で安定的なエコシステムの構築に努めてまいります」
LIXILはこれからも、「レビア」をはじめとしたイノベーションを通じ、限りある資源を最大限活用し、未来へとつなぐ資源循環型社会の実現に貢献してまいります。
<参考>
■循環型素材「レビア(revia)」
LIXILでは、多種多様なプラスチックを選別することなく、異なる素材を一括して細かく粉砕、押出成形する技術を確立したことで、複合プラスチックなどの再資源化が難しいと考えられてきたほぼすべての廃プラスチックを、原料として有効利用することを実現しました。レビア1tの製造工程で排出されるCO₂排出量と、同量のレビアに使われる廃プラスチックや廃木材が焼却処理された場合のCO₂排出量を比較すると、82%(1.93t)のCO₂排出量の削減につながります。(算出プロセスについては第三者機関認証取得済み)
廃プラスチックから新たな価値を生み出すレビアは、再資源化率の低さや使用後の廃棄による環境汚染といった世界的な廃プラスチックの課題に対応し、循環型社会の実現に向けた一翼を担う素材となります。
<循環型素材「レビア」スペシャルサイト>
<舗装材「レビアペイブ」Webサイト>
インパクト(サステナビリティ)