2024年12月19日、基石薬業(02616)は、同社のパイプライン2.0の重厚製品CS5001(ROR1 ADC)のグローバル多施設1b期臨床試験が順調に初めての患者登録を完了したことを発表しました。
智通財経APPの報道によれば、2024年12月19日、基石薬業(02616)は、同社のパイプライン2.0の重厚製品CS5001(ROR1 ADC)のグローバル多施設1b期臨床試験が順調に初めての患者登録を完了したと発表しました。CS5001は、現在知られている中で、固形腫瘍とリンパ腫の両方において臨床的な有効性が観察された最初のROR1 ADCであり、その臨床開発の進展はグローバルでトップ2に位置しています。
現在のところ、CS5001は1a期の用量増加試験において10の用量グループの評価の中で、良好な安全性と明らかな抗腫瘍活性を示しています。CS5001は、多数治療歴がある進行B細胞リンパ腫および固形腫瘍患者において良好な耐容性を示し、現在10の用量グループで用量制限毒性(DLT)は観察されていません。初期に選定されたII期推奨用量(RP2D)レベル(125 μg/kg)において、CS5001は進行B細胞非ホジキンリンパ腫およびホジキンリンパ腫に対して、それぞれ70%および100%のORRを達成しました。さらに、進行固形腫瘍、例えば非小細胞肺癌や膵癌などでも、CS5001の明らかな療效信号が観察されました。
基石薬業の最高経営責任者、研究開発担当社長および執行取締役の楊建新博士は次のように述べています。「今年、CS5001の臨床結果は国際学術会議で何度も取り上げられ、業種内で広く注目を集めました。最新の臨床データに基づくと、CS5001の単剤治療は侵襲性および惰性の進行リンパ腫に対して競合製品よりもORRが高く、さらに患者数が増えるにつれて療效データが安定した傾向を示しています。そのため、CS5001はより早く登録・上市される可能性があり、前線の併用治療構造に衝撃を与える力を持つと考えています。CS5001の1b期用量最適化と拡張試験の起動を非常に嬉しく思います。この試験はさらに再発困難なび漫大B細胞リンパ腫(DLBCL)に対するII期単腕登録臨床試験への拡張が期待されます。同時に、1b期では、CS5001の単剤または前線の標準療法との併用における多様な血液腫瘍および固形腫瘍の安全性と有効性を探求し、グローバルな癌患者により大きな生存利益をもたらす革新的な療法を目指します。」