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東証グロ-ス指数は反落、戻りは鈍くマイナス圏で軟調に推移

Fisco ·  2024/12/19 02:00

東証グロース市場指数 810.03 -5.78/出来高 2億5600万株/売買代金 1287億円

東証グロース市場250指数 630.85 -5.00/出来高 1億1853万株/売買代金 807億円

本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はそろって反落、値上がり銘柄数は194、値下り銘柄数は369、変わらずは38。

本日のグロース市場は軟調な展開となった。前日18日の米国市場は軟調に推移。FOMCでは予想通り主要政策金利が0.25%引き下げられたが、25年の利下げ予想が従来予想から減少したことが失望され、下落。その後長期金利の上昇に伴い下げ幅を拡大して終了した。

主要株価指数がそろって下落した米株市場を横目に、東証グロース市場指数は下落してスタート。朝方に本日安値804ptをつけると、その後はやや買い戻しが向かってじりじりと下げ幅を縮小したが、戻りは鈍く終日マイナス圏で軟調に推移した。米主要株価指数の下落に加えて、半導体メモリー大手でアメリカのマイクロン・テクノロジーが急落し、SOX指数の大幅安も相まって国内の投資家心理が悪化した。また、日本銀行が金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を決めて3会合連続で追加利上げは見送ったが、植田日銀総裁の記者会見を控え、様子見ムードも広がり買い手に乏しい展開となった。

個別では、直近大幅高となっていたハートシード<219A>は売り優勢の展開が続いて13%安に、前日大幅に上昇したACSL<6232>が利食い売り優勢から12%安となった。また、買い一巡後に手じまい売りが優勢となったTORICO<7138>が9%安となった。時価総額上位銘柄では、フリー<4478>やGENDA<9166>などが軟調に推移、値下り率上位には、日本電解<5759>、フルッタフルッタ<2586>、リンカーズ<5131>などが顔を出した。

一方、大型案件の成約が寄与して24年11月期業績が計画上振れで着地するオンデック<7360>は前日に続いて買い優勢で一時ストップ高、24%高で値上がり率トップに、引き続き業績予想及び配当予想の上方修正と株主優待制度の新設を好感されたリベロ<9245>が18%高となった。また、株主優待制度導入を好感された雨風太陽<5616>が15%高でストップ高となった。時価総額上位銘柄では、ジーエヌアイグループ<2160>やトライアル<141A>などが堅調に推移、値上がり率上位には、ビジネスコーチ<9562>、リグア<7090>、DWTI<4576>などが顔を出した。

東証グロース市場Core指数では、カバー<5253>、GENDA、フリーなどが下落した。


[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]

・値上がり率上位10位

コード銘柄現値前日比前比率
17360オンデック133826324.47
29562ビジネスコーチ166330022.01
39245リベロ195031018.90
47090リグア113315015.26
54576DWTI2353115.20
65616雨風太陽114215015.12
74416TrueData77710014.77
85884クラダシ3193913.93
977773Dマトリクス1481511.28
102934Jフロンティア13211068.72

・値下がり率上位10位

コード銘柄現値前日比前比率
15759日本電解27-8-22.86
2219Aハートシード2301-365-13.69
36232ACSL1084-149-12.08
47138TORICO802-83-9.38
52586フルッタ116-11-8.66
6264ASchoo1015-90-8.14
75131リンカーズ185-15-7.50
86027弁護士コム2391-189-7.33
97776セルシード410-32-7.24
107096ステムセル研究所1293-94-6.78
これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。 更に詳しい情報
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