2024年12月19日
株式会社NTTデータグループ
株式会社NTTデータグループ(以下、NTTデータグループ)は、グローバルにおける生成AIの活用状況に関する調査結果「Global GenAI Report」を公開しました。34か国・地域、12業界における2300人以上のIT・ビジネスリーダーを対象として実施しており、調査対象者の98%が、生成AIの導入に対し直接的な権限または影響力がある層です。調査の結果、積極的な投資動向のほか、生成AI技術の試験的な利用から、実ビジネスの効率化やビジネスプロセスの変革といったユースケースに焦点を移しつつあることなどが明らかになりました。
背景・概要
昨今、生成AI需要は、日本をはじめグローバルで急拡大しており、NTTデータグループも生成AI活用を社内外向けに推進しています。これらの実績を基に生成AI活用に対する各国の市場動向を調査し、生成AI活用のさらなる発展のため、得られた知見を「Global GenAI Report」として公開しました。
本レポートは、NTTデータグループと株式会社NTT DATA, Incが中心となり、2024年9月から2024年10月にかけて、Jigsaw Research社の協力のもと実施した調査に基づき作成・公開しています。日本を含む、北米、欧州、APAC、中南米、中東およびアフリカの34か国・地域、銀行および投資、保険、製造業、自動車など12業界において、2300人以上のIT・ビジネスリーダーを対象に実施しており、さらに、その98%が、生成AIの導入に対し直接的な権限または影響力がある層です。
本レポートでは、世界のIT・ビジネスリーダーが、生成AIの活用において、技術の試験的な利用から、実ビジネスの効率化やビジネスプロセスの変革といったユースケースに焦点を移しつつある状況が明らかとなっています。
以下、調査結果の抜粋です。
- ほぼ全ての調査対象者が生成AIへの投資を実施している
- 生成AIに取り組む専門組織の設立は8割を超えている
積極的な投資や新組織設立などの結果が出ている一方、下記のような調査結果も出ています。
経営幹部の90%が、レガシーなインフラが生成AI活用の阻害要因になっていると考えている89%は生成AI活用におけるセキュリティーのリスクを懸念しているこのような調査結果は、生成AIの活用において、パブリッククラウドが提供するサービスをベースとするユースケースが多いことも一つの要因であると考えられます。また、レガシーシステムのマイグレーションや、セキュアな専有環境(オンプレミス環境等)における生成AI活用が進むことにより、より一層生成AIの活用シーンが拡大することを示しています。
本調査の詳細につきましては、以下よりご確認ください。
- 日本語版(エグゼクティブサマリ)(PDF:5.1MB)
- 英語版(レポート全文)
今後について
NTTデータグループは、50か国・地域以上に多様な専門家を擁し、さまざまなお客さまとの強固なパートナーエコシステムを構築しています。グローバル全体で生成AIを活用し、お客さまのあらゆるビジネス課題解決やビジネス変革を支援することで、社会に新たな価値を提供していきます。
参考:代表メッセージ
生成AIは単なるツールではなく、変革をもたらす戦略レベルのテクノロジーと捉えています。生成AIの活用は、試験的な利用から実ビジネスでの活用への移行が急速に進みますが、戦略・技術・組織・ガバナンスなど多様な観点で準備を整えなければ、意図しない状況に陥るリスクがあります。一方で、移行するタイミングが遅すぎれば、競合他社に劣後してしまいます。
生成AIの効果的なビジネス活用は、あらゆる企業の経営アジェンダになっています。NTTデータグループは、お客さまのサステナブルな成功に向けて、生成AI活用の未来像を描きます。
株式会社NTTデータグループ 代表取締役社長 佐々木 裕
- 文章中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータグループ
グローバルイノベーション本部
Generative AI 推進室
金原、森野
E-mail:gai-office@hml.nttdata.co.jp