$積水化学工業 (4204.JP)$ が4日続伸。26日付の日本経済新聞朝刊は、同社が薄くて曲げられる次世代の太陽電池「ペロブスカイト型」の量産に約3100億円を投じ、堺市に新工場を建設すると報じた。
記事によると、2030年までに稼働し、生産能力は電池の発電容量で年100万キロワット分程度とみられるという。原子力発電所1基分の発電容量に相当する。政府は投資の5割にあたる約1600億円を補助する。
同社は既存生産設備を活用し、25年春から30センチメートル幅の太陽電池の販売を始める。25年後半には、生産や設置の効率がよい1メートル幅の電池を販売する予定だという。新工場はさらに先の大規模な量産を想定しているもよう。
報道を受け、ペロブスカイト型太陽電池の原材料となるヨウ素メーカーの $伊勢化学工業 (4107.JP)$ 、 $K&Oエナジーグループ (1663.JP)$ も高い。