金吾財訊 | China Merchantsが発表したリサーチレポートによると、小米グループ(01810)のIoT、車、スマートフォンなどのビジネスは好調で、AI関連の取り組みやグローバル展開が引き続き推進されている。今後、小米はスマートフォン、IoT、車などの多様な端末でAI技術の深い融合をさらに進め、全体のエコシステムにおけるユーザー体験を総合的に向上させることが予想される。
同社は、グローバルなトップのスマートフォンブランドとして、高級化戦略と国際的な展開を積極的に推進しており、2024年には高級スマートフォンの販売台数が前年比+43%と予想されている。また、2024年には大物家電事業が新たな成長段階に入り、成長の余地が広い。インターネットビジネスは引き続き安定した成長が期待されている。車のビジネスは粗利率が期待以上のパフォーマンスを示し、2024年には年間の目標である全てを順調に達成することが見込まれており、その一環として自動運転技術や販売ネットワークの構築が進行中である。これに伴い、後続モデルのラインナップが充実し、エコシステムの相乗効果が得られることで、同社は国内の新興勢力の第一グループに仲間入りすることが期待され、2025年から2030年にはグローバルなトップ5自動車メーカーになる目標に向けて努力する。
同社は、2024/25/26年度の総収入を3567/4624/5653億元、帰属母会社の当期純利益を200/306/380億元と予測しており、現在の時価総額に対するPEは38.9/25.4/20.5倍となっている。調整後の当期純利益は247/346/420億元で、現在の時価総額に対するPEは31.6/22.5/18.5倍となっている。「お薦め」の評価を維持し、中長期的な時価総額の上昇余地に強気である。