金吾財訊 | 花旗が発表したリサーチレポートによると、JD.COM(京東商城)の物流部門(02618)は2025年3月初旬に2024年第4四半期の業績を発表する予定です。同社は収入が前年同期比で7%増の505億元人民币になると予測しており、彭博社の予想500億元人民币とほぼ一致しています。市場シェアの拡大、営業スタッフのインセンティブ、輸送能力の向上などの要因が影響するため、旺盛な需要にもかかわらず、2024年第4四半期の当期純利益率(NPM)は前四半期比で縮小する可能性があり、予想は4.2%で、従来の見込みを下回ります。また、調整後の利益は約19億元人民币になる見込みで、市場の一般的な予想である17億元人民币を上回るでしょう。
同社は、JD.COM(京東商城)の物流部門が堅固なインフラ、強力な技術力、蓄積された業界経験、広範な顧客開拓能力、およびグループビジネスとの協調成長により、市場で重要な地位を占めていると述べています。しかし、業種競争が激しく、市場シェアの争奪、コストの管理、顧客ニーズの満たし方などで課題に直面しています。JD.COM(京東商城)の物流部門は、競合からの競争圧力に対応し、サービスの質を向上させながら合理的にコストを管理し、競争優位性を維持して持続可能な成長を実現する必要があります。特に中小企業の顧客を拡大する際には、その単位経済効果の不確実性に留意する必要があります。
同社はJD.COM(京東商城)の物流部門の将来の収入に楽観的な見通しを持っており、2025年には統合サプライチェーン顧客(1PISC)が主な成長ドライバーになると予想しています。これは、旧製品の交換プログラムの継続的な推進と淘宝/天猫プラットフォームへの浸透によるもので、年間収入は1947.03億元人民币に達する見込みで、2026年にはさらに2085.71億元人民币に成長すると見込まれています。このため、花旗はJD.COM(京東商城)の物流部門に目標株価18香港ドル(以前は19香港ドル)を設定し、買いの評価を維持しています。