7日午前10時4分すぎの日経平均株価は、前日比620円程度高い3万9930円前後で推移する。午前9時54分には、同700円58銭高の4万7円63銭を付け、大納会以来となる4万円台を回復した。現地6日の米国株式市場は、半導体関連株が物色され、ナスダック総合指数とSOX(フィラデルフィア半導体株)指数が上昇。その動きを受け日本株も、半導体関連を中心に買いが先行した。為替が円安に振れていることや、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることも支えに、上値を試す場面がみられた。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比335円高の3万9675円だった。
業種別では、全33業種のうち15業種が上昇、18業種が下落している。楽天グループ<4755.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、日立<6501.T>、アドバンテス<6857.T>などの電気機器株が上昇。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も高い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、SMC<6273.T>、ディスコ<6146.T>などの機械株も堅調。NTTデータ<9613.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、エーザイ<4523.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、中部電<9502.T>、関西電<9503.T>などの電気・ガス株が安い。
個別では、太陽HD<4626.T>、KOKUSA<6525.T>、マイクロニ<6871.T>、アステリア<3853.T>、東エレク<8035.T>が上昇。半面、アズワン<7476.T>、GMOインタ<4784.T>、宮越HD<6620.T>、レノバ<9519.T>、ACCESS<4813.T>などが下落している。
東京外国為替市場では午前10時4分時点で、ドル・円が1ドル=158円台の前半(6日は157円66−68銭)、ユーロ・円が1ユーロ=164円台の前半(同162円82−86銭)で取引されている。
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