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日経平均は776円高と大幅反発し4万円回復、買い一巡後は上値の重い展開に=7日後場

株式新聞 ·  01/07 06:50

7日後場は日経平均株価が、前日比776円25銭高の4万83円30銭と大幅に3日ぶり反発した。TOPIX(東証株価指数)も同30.19ポイント高の2786.57ポイントと上昇。日経平均は終値ベースで昨年12月27日以来、3営業日ぶりに心理的なフシ目の4万円を回復した。現地6日の米国市場で、ナスダック総合指数が続伸しSOX(フィラデルフィア半導体株)指数も急伸したことを受け、朝方から買いが先行。日本時間のこの日午前中に始まった米CESでのエヌビディアCEOの講演が意識された。為替相場が円安に振れていることも支えに、午前11時16分に、同981円75銭高の4万288円80銭を付けた。後場は、短期的な上昇で過熱感が警戒され、上値の重い動きとなった。また、時間外取引の米株価指数先物が下げ転換したことや、現地7日には米11月雇用動態調査の発表を控えることもあり、手控えムードも広がったようだ。

東証プライム市場の出来高は19億6266万株、売買代金は4兆9382億円。騰落銘柄数は値上がりが815銘柄、値下がりは761銘柄、変わらず68銘柄だった。

業種別では、全33業種のうち19業種が上昇、14業種が下落した。日立<6501.T>、アドバンテス<6857.T>などの電気機器株や、楽天グループ<4755.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株が上昇。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も高い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、SMC<6273.T>、ディスコ<6146.T>などの機械株も堅調。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、オリックス<8591.T>、JPX<8697.T>などのその他金融株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株が下落した。

個別では、富士通ゼ<6755.T>(監理)、アステリア<3853.T>、マイクロニ<6871.T>、東エレク<8035.T>、KOKUSA<6525.T>が上昇。半面、GMOインタ<4784.T>、宮越HD<6620.T>、ハローズ<2742.T>、アズワン<7476.T>、ラクスル<4384.T>などが下落した。

提供:ウエルスアドバイザー社

これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。 更に詳しい情報
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