share_log

東証グロ-ス指数は反発、投資家心理改善で堅調推移

Fisco ·  01/07 16:15

東証グロース市場指数 822.36 +7.32/出来高 1億5857万株/売買代金 1076億円

東証グロース市場250指数 640.94 +6.23/出来高 8135万株/売買代金 841億円

本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はそろって反発、値上がり銘柄数は332、値下がり銘柄数は240、変わらずは33。

本日のグロース市場は堅調な展開となった。前日6日の米国市場のダウ平均は反落。トランプ次期政権の一律関税を巡り範囲限定案が浮上したとの報道を受け、安心感から買われ、寄り付き後、大幅高。半導体セクターも買われ、相場を一段と押し上げた。その後、トランプ氏が関税の限定案報道を否定したため、警戒感が再燃し、上げ幅を縮小。ダウは下落に転じた。ナスダックはハイテクが引き続きけん引しプラス圏を維持した。

まちまちで終了した米株市場を横目に、東証グロース市場指数は上昇してスタート。その後は買い優勢の展開が続いてじりじりと上げ幅を拡大、本日高値822.36ptで取引を終えた。日経平均株価の大幅上昇を受けて個人投資家心理が改善するなか、海外投機筋などの買いが新興市場に一部入った可能性もある。ただ、日経平均株価が大きく上昇する中、新興市場の指数の上げ幅は限定的で、やや蚊帳の外状態の印象も残った。

個別では、「totono」が富山県内で賃貸仲介件数19年連続1位の実績を持つ朝日不動産に採用されたと発表したスマサポ<9342>が9%高で大幅高に、胃酸分泌抑制剤tegoprazanのオーストラリア・ニュージーランドにおけるサブライセンスを発表したラクオリア創薬<4579>が6%高となった。また、悪性黒色腫治療薬の第3相試験に対しての東北大学治験審査委員会の承認を取得したレナサイエンス<4889>が4%高となった。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やGENDA<9166>などが堅調に推移、値上がり率上位には、EduLab<4427>、ファンデリー<3137>などが顔を出した。

一方、直近の大幅高に対する利食い売りが続いたブランディングテクノロジー<7067>が18%安で値下がり率トップに、直近高値圏で推移していた247<7074>も利食い売り優勢から13%安となった。時価総額上位銘柄では、ジーエヌアイグループ<2160>やタイミー<215A>などが軟調に推移、値下り率上位には、リグア<7090>、tripla<5136>、モダリス<4883>などが顔を出した。

東証グロース市場Core指数では、トライアル、GENDA、フリー<4478>などが上昇した。


[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]

・値上がり率上位10位

コード銘柄現値前日比前比率
14427EduLab2696028.71
23137ファンデリー3808026.67
3303Avisumo304050419.87
4269ASapeet316050418.98
57078INC5288017.86
6219Aハートシード347550116.85
73680ホットリンク2813815.64
85029サークレイス77110014.90
94884クリングル101612514.03
102195アミタHD369339.82

・値下がり率上位10位

コード銘柄現値前日比前比率
17067ブランディング1012-226-18.26
27074247351-53-13.12
34416TrueData717-70-8.89
47090リグア920-85-8.46
5130AVIS861-74-7.91
6299Adely1052-84-7.39
75136tripla1619-110-6.36
84883モダリス103-6-5.50
9175Aウィルスマート860-45-4.97
107112キューブ481-24-4.75
これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。 更に詳しい情報
    コメントする